JVCケンウッド、Bluetooth対応の小型コンポ「K-505」を発売:NFCでワンタッチペアリング
「きれいな音でCDを再生できて、普通にラジオが聴ければそれで満足」。こういうユーザーがまだまだ多いのは確かだが、時代は確実に移り変わっている。JVCケンウッドは小型コンポにBluetooth通信機能を搭載した製品を発売する。
JVCケンウッドは2014年9月4日、小型コンポの新製品「K-505」を発表した。9月中旬に発売の予定。価格はオープンで、実売予想価格は4万5000円前後(税別)。本体色はゴールドとシルバーの2色から選べる。
最大の特徴は、一般的な小型コンポにBluetoothの通信機能を搭載した点にある。Bluetoothに対応するスマートフォンや携帯型プレイヤーに入っている楽曲データを無線で受信し、再生することができる。NFC通信機能も備えており、対応する機器ならK-505に触れさせるだけでBluetoothのペアリングが完了する。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRに対応し、コーデックはSBCを利用できる。
また、iPhoneやiPodならK-505のUSB端子に接続することで、楽曲を再生できる。対応フォーマットはMP3とWMAで、接続できる機器はiPod touch(第2〜5世代)、iPod nano(第3〜7世代)、iPhone5/5c/5s、iPhone4/4s、iPhone3G/3GS。
アンプにも工夫を凝らした。放熱しやすい設計とすることで、ヒートシンクを使用しないシンプルな作りにした。また、スピーカー出力までの配線を極力短縮し、音質の低下を防いだ。コンデンサに高級品を使うなど、部品1つ1つを吟味して使っている。
スピーカーは、外装に厚さ15ミリのMDF(中密度繊維板)を採用して剛性を高めることで、美しい響きを再現しているという。スピーカーユニットは、2.5センチのソフトドーム型ピュアシルクツィーターと11センチの高品位ホワイトパルプ製コーン型ウーファーを採用した。ヴォーカルや弦楽器の響きを再現しながら、安定した低音を鳴らすとしている。
アンプなどを内蔵するセンター部の外形寸法は215(幅)×287(奥行き)×95(高さ)ミリで、重量は2100グラム。スピーカー(1本)の外形寸法は140(幅)×236(奥行き)×237(高さ)ミリで、重量は3400グラム。付属品はリモコン、FM簡易アンテナ、AMループアンテナ、スピーカーコード。
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