OPPO、上位機と同じドライバーを採用しながら価格を下げたヘッドフォン:平面磁界駆動型
その駆動方式から、発売以来注目を集めるOPPOの「PM-1」。このたび、同じドライバーを採用しながら価格を大きく下げた新製品が登場した。
OPPO Digital Japanは2014年9月11日、ヘッドフォンの新製品「PM-2」(型番:OPP-PM2)を発表した。9月16日に発売の予定。価格はオープンで、予想実売価格は9万円前後(税別)。同社が6月に発売した「PM-1」と同じドライバーを採用した平面磁界駆動型ヘッドフォンとなっている。
実売価格が15万円前後のPM-1と比較して、イヤーパッドなどの素材を変更することで購入しやすい価格を実現した。PM-1ではイヤーパッドとヘッドバンドに子羊皮を使用し、交換用にベロア素材のイヤーパッドが付属しているが、PM-2ではイヤーパッドとヘッドバンドに人工皮革を採用した。付属ケーブルの素材も変えた。PM-1ではOCC(単結晶状高純度無酸素銅)導体を使用している(6.35ミリステレオ標準ケーブルのみ)が、PM-2ではOFC(無酸素銅)導体を採用した。
先述の通り、ドライバーはPM-1と同じ平面磁界駆動方式。平面型を採用することでひずみが少なく、周波数特性が安定しているドライバーを実現できた。ドライバーは85×69ミリの楕(だ)円形状で、独自の7層構造振動板を採用。薄膜ポリマーの両面に渦巻き形状のアルミ導体をエッチングした“両面スパイラル構造”を採用。有限要素法で解析して、高磁束密度のネオジウムマグネットを配置している。
その他の仕様もPM-1と共通している。出力音圧レベル(感度)は102デシベル。再生周波数特性は10〜5万Hz、インピーダンスは32オーム。ケーブルはヘッドフォンから取り外し可能になっており、6.35ミリステレオ標準プラグが付いたケーブルと、3.5ミリステレオミニプラグが付いたケーブルが付属する。ケーブルの導体はどちらもOFCだ。そのほかに、デニム地のキャリングケースが付属する。ケーブルを除いた本体重量は385グラム。
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