アイアン・メイデンの19タイトルがハイレゾ配信開始――「e-onkyo music」で:メタル・ゴット降臨
イギリスのベテランロックバンド「アイアン・メイデン」の19タイトルがハイレゾ化。国内では「e-onkyo music」が先行配信を行う。
オンキヨー&パイオニアイノベーションズは4月27日、同社が運営するハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」でアイアン・メイデン(Iron Maiden)の19タイトルをハイレゾ化、先行配信を行った。
アイアン・メイデンは、1980年代にNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)の旗手として人気を博し、数々のメンバー交代を経ながら現在も活動中。今回ハイレゾ配信されるのは、1980年のファーストアルバム「鋼鉄の処女」(Iron Maiden)から2010年の最新作「The Final Frontier」をはじめとして、ライブ盤やベスト盤を含んだ19タイトル。
一部を除いて96kHz/24bitのFLAC形式(44.1kHz/24bitもあり)で提供され、すべてアルバム単位での販売となる。価格は1タイトル2571円(税込)で、「Live After Death」と「Rock In Rio」、「From Fear To Eternity」のみ2880円(税込)となる。
アルバムをセレクトしたバンドリーダーのスティーヴ・ハリス(Steve Harris)は、今回のハイレゾ音源について「ハイレゾ配信は、アーティストが意図してきたサウンドにより近い音をリスナーが体験できる非常に素晴らしい方法だ。だからこそ、俺はメイデンのアルバムをこのようにマスタリングする事に大きな熱意を注いできたんだ。デジタル配信というものが新たな音楽を聴く機会となった最初の頃から、俺達のアルバム達はデジタルでも入手できるようになっていたけど、それはCDという媒体を念頭に置きながらマスタリングされたサウンドだった。
ハイレゾ配信におけるプロセスは異なるアプローチを必要とするもので、俺達が成し遂げてきたサウンドに限りなく近く、そして正確な“音”を、ようやくファンに届けられることが可能となったんだ。本当に素晴らしいと思うね。
例えば、多くの人は知っているだろうけど、俺は最初のメイデンのアルバムのサウンドに納得していなかった。でも今回出来上がったサウンドを聴くと、ギターはよりラウドに、ドラムもかなりしっかりとしたサウンドになっていて、全体的なトーンも、俺が思うにとてつもなく改善されている。このプロジェクトで俺とかなり密接に関わってくれたトニー・ニュートンとエイド・エムズリーは素晴らしい仕事をしてくれた。オリジナルのマスターから全てを取戻し、そしてデジタルを駆使してリマスターを行っていった。この結果に、俺はすごく満足しているよ」とコメントしている。
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