人生初の電動歯ブラシで電流走る――! 歯垢除去に特化したソニッケアー「フレックスケアー プラチナ」の場合:こんなのはじめて(2/2 ページ)
前々から気になっていた電動歯ブラシ。“ソニッケアー史上最高”の歯垢除去力をうたう「フレックスケアー プラチナ」を試してみたところ……。
好みのブラシを付け替え可能 ブラシの買い替えコストが懸念点
本モデルでは、新たに採用した「アダプティブクリーンブラシヘッド」と、歯間の歯垢をかき出す「インターケアー ブラシヘッドミニ」の2種が付属する。アダプティブクリーンブラシヘッドはベースにゴム素材を用い、毛先が広がって歯や歯茎に密着しやすい構造だ。歯のエナメル質と歯茎を優しく洗浄する。
個人的には、サイズの大きいアダプティブクリーンブラシヘッドの方が歯に当たる面積が多く扱いやすい。歯や歯茎への痛みも感じない。急いでいるときはついガシガシと磨いてしまい、手磨きだと毎日のように血を流していたが、電動歯ブラシを使うと流血問題から解放されることに気付く。矯正をして歯磨きに苦労している人にもおすすめだ。
ただし、電動歯ブラシは本体価格以外に替えブラシのコストも考えなければいけない。替えブラシの価格はオープンで、実売想定価格は2本用「HX9042/05」が3180円前後、4本用「HX9044/05」が5180円前後(どちらも税別)。同社は3カ月でのブラシ交換を推奨しているが、コストとの兼ね合いで各自判断していくことになりそうだ。
今回は別売りの「舌磨きブラシヘッド」も試してみた(既存製品にも装着可)。価格は2本入りで1980円前後(税別)。200個以上のミクロの凹凸が舌乳頭に入り込み、口臭の原因の1つである舌の汚れを除去するというもの。ラバー素材のヘッドに細かいブツブツがびっしりと詰まっており、舌触りは心地よい。適度な刺激は舌へのマッサージにもなる。同社の実証実験では口内の微生物量が持続的に減少するという結果も出ている。
紫外線除菌器付き充電器でお手入れラクラク
HX9172/28には、10分で歯ブラシを99%以上除菌するという紫外線除菌器付き充電器も付属する。衛生面は申し分ないが、1人暮らしだと洗面台や台所にコンセントがない場合もあり、置き場所にもやや困る。約24時間の充電で約3週間利用できる(1日2回、2分間使用した場合)ので部屋の中で充電しても良いが、付属のコンパクトな充電器を使うと狭い場所でも充電できる。本体はさっと水洗いできるので手入れはしやすい。持ち運び用のハードトラベルケースも付属するので、旅先でも常用できる。
手磨き派は試してみる価値あり
もっぱら手磨き派で電動歯ブラシなんて考えたこともないという人も、試してみる価値はあるかもしれない。それくらい、インパクトのある経験だった。歯磨きは毎日するものだからこそ、その快適さにコストを払うのは決して損ではないだろう。今回のHX9172/28は実売想定価格が2万4800円前後と高価なものだったが、まずはお手頃な価格のもので歯がゆくも心地よい感覚を体験してみてほしい。
関連記事
- フィリップス、ソニッケアー史上最高の歯垢除去力を持つ音波式電動歯ブラシ「フレックスケアー プラチナ」を発売
新開発の「アダプティブクリーンブラシヘッド」を採用した音波式電動歯ブラシ「フレックスケアー プラチナ」が9月上旬に発売される。同シリーズ史上最高の歯垢除去力10倍を実現したという。 - フィリップス、ステインオフに特化した音波式電動歯ブラシ「ソニッケアー ヘルシーホワイト プラス」を発売
ステインオフ(着色汚れの除去)に特化した電動歯ブラシ「ソニッケアー ヘルシーホワイト プラス」(HX8915/01)が9月上旬に発売される。 - フィリップス、シリーズ初の黒色採用「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン ブラック」を期間限定販売
フィリップスは、iFデザイン賞2014で金賞を受賞した「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン ブラック」(HX9353/54)を10月下旬より期間限定販売する。店頭想定価格は2万8800円前後(税込み)。 - 歯間の汚れを99.9%除去――フィリップス「ソニッケアー エアーフロス ウルトラ」登場
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、電動口腔洗浄機「ソニッケアー エアーフロス ウルトラ」を7月上旬に発売する。加圧した水と空気の噴射を1〜3回連続で行える「トリプルバーストテクノロジー」を搭載。 - お口のケアを欠かさないアナタに――「UV 紫外線除菌 歯ブラシケース」
上海問屋が、紫外線で歯ブラシを除菌する機能を持つ歯ブラシケースを発売した。価格は1299円。 - 舌もきれいにする電動歯ブラシ、「ブラウン オーラルB プラチナ・ブラック」
P&Gは、電動歯ブラシ「ブラウン オーラルB」の最上位モデル「プラチナ・ブラック7000」を8月に発売する。30〜60代の男性がメインターゲット。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.