「東京インターナショナルオーディオショウ」で試聴できる注目オーディオを厳選して紹介:国内初披露(1/2 ページ)
輸入オーディオ機器の専門展示会「2015 東京インターナショナル・オーディオショウ」が9月25日に開幕した。あいにくの雨模様だが、大勢のオーディオファンが朝早くから足を運び会場をにぎわせている。
輸入オーディオ機器の専門展示会「2015 東京インターナショナル・オーディオショウ」が、有楽町・東京国際フォーラムで9月25日に開幕した。今年は国内外の31社180以上のブランドが出展。新モデルを含む注目機器をじっくりと試聴できるだけあり、天候が優れない平日だったが多くのオーディオファンが朝早くから会場に足を運んだ。
会場はガラス棟の4階から7階、およびD棟の4階と5階。イベント期間は27日までで、入場料は無料だ。本日初披露となったB&Wの新800 Diamondシリーズを始め、気になる新製品を見ていこう。
マランツブースでB&W「800 D3シリーズ」を初お披露目
開幕直後の試聴の時点ですでに満席状態となっていたのがディーアンドエムホールディングスのマランツブース。国内初お披露目となるB&W(英Bowers&Wilkins)の新800 Diamondシリーズである「800 D3シリーズ」が注目を集めていた。
ラインアップは、フロア型スピーカー「802 D3」「803 D3」「804 D3」と、ブックシェルフ型スピーカー「805 D3」の4モデル。価格や発売日などは後日発表する。16年春に発売する最上位モデル「800 D3」は後日改めて案内するという。
B&W担当者は「前モデルとデザインはほぼ同じだが、ウーファーやコーンの素材、キャビネットの剛性など中身が大きく異なり、サウンドクオリティは飛躍的に向上しました。音の数や見晴らしが良くなったため、マイクで録音した音とライブとの空気感の違いを実感できると思います」と説明する。いずれも参考出品だが、製品版と同等の完成度だという。
新旧モデルでの比較試聴もできるので、800シリーズファンは前モデルとの違いを比べてみてはどうだろうか。
「NS-1000M」ファンにはたまらないヤマハの新フラグシップスピーカー「NS-5000」
ヤマハブースでは、24日に発表したばかりの新フラグシップスピーカー「NS-5000」を試聴できる。一般向けには初公開となる本機は、1974年から20年以上も販売されていた同社製モニタースピーカー「NS-1000M」にそっくりな外観だが、中身は別物。「NS(ナチュラルサウンド)スピーカー」をうたう純粋なオーディオ用スピーカーで、企画開始から約6年をかけ、「ベリリウムに匹敵する音速を持つ」という新素材の振動板を開発したほか、コンピューターシミュレーションを駆使したデータ解析によって“ハコ鳴り”を徹底的に押さえ込んだキャビネットなどを採用している。
16年7月に発売する予定で、価格は1本75万円(2本1組で計150万円、税別)。脚部にアルミ無垢材を採用した専用スピーカースタンド「SPS-5000」も同時に発売する予定だ。価格は1台7万5000円(税別)。午前中の試聴ブースは満席で、NS-5000の内部構造を公開した展示にはオーディオファンの熱い視線が注がれていた。
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