「東京インターナショナルオーディオショウ」で試聴できる注目オーディオを厳選して紹介:国内初披露(2/2 ページ)
輸入オーディオ機器の専門展示会「2015 東京インターナショナル・オーディオショウ」が9月25日に開幕した。あいにくの雨模様だが、大勢のオーディオファンが朝早くから足を運び会場をにぎわせている。
「真空管ヘッドフォンアンプの集大成」 フォステクス「HP-V8」
FOSTEX(フォステクス)ブースでは、入り口そばで24日に発表した真空管ヘッドフォンアンプ「HP-V8」を参考展示している。価格は88万円(税別)で11月下旬に発売する。
出力管の銘品として知られる「300B」と「KT88」が同居するユニークな構成で、「KT88」は電源のドライブに利用しているという。
担当者は「真空管はノイズを拾いやすく、電源コントロールが重要になります。出力トランスには山水電気の流れをくむ橋本電気のバランス/アンバランス出力対応カスタムトランスを採用し、ギャングエラーを抑える新開発の電子ボリュームを搭載するなど、真空管ヘッドフォンアンプの集大成というべき仕上がりです」と自信を見せる。シャーシも31キロの重さに耐え、音質面でもパフォーマンスを発揮できるように工夫しており、出力管「300B」にはOFC(無酸素銅)素材を用いた。
バスレフ型スピーカーボックス「BK85/125/165/225/WB」、スピーカーシステム「G1300MG」(ピアノブラック)、「G1001MG」、アクティブサブウーファー「CW200/250B」なども参考出品している。
DALIスピーカーからプリメインアンプまで新製品をそろえるデノン
9月上旬に、プリメインアンプ「PMA-SX11」、SACDプレーヤー「DCD-SX11」、デスクトップサイズのネットワークレシーバー「DRA-100」、AVアンプ「AVR-X4200W」と立て続けに新製品を発表したデノンブースにも多くの人がつめかけた。
このほか、11日に発表したDALIのエントリースピーカー「OPTICON」シリーズも試聴できる。
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