定額制動画配信サービスの利用率は11.8% インプレス・NTTコム リサーチ調べ:世代別では20〜30代男子が最多
インプレスは10月8日、動画配信の定額制サービス利用率は11.8%で、電子書籍の5.7%、音楽配信の6.4%を上回ったと発表した。
インプレスホールディングスは10月8日、動画配信、電子書籍、音楽配信のサブスクリプションサービス(定額制)利用に関する調査結果を発表した。動画配信の定額制サービスの利用率は11.8%で、 電子書籍(5.7%)や音楽配信(6.4%)を上回る結果となった。調査は、インプレスとNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと共同で実施。調査期間は9月17日〜20日で、NTTコム リサーチの保有する消費者モニターが対象となる。PC上のWebアンケートで有効回答数は1096、性年齢階層別インターネット利用人口構成比に整合するよう抽出した。
定額制サービスについて、性年代別の利用率をみると、 動画配信では男性20代(20.2%)、 男性30代(20.2%)が最も利用率が高く、電子書籍・雑誌の利用率の男性20代(9.5%)、 男性30代(8.7%)と同様の傾向だった。音楽配信では男性10代(12.2%)、 男性20代(11.9%)、 女性20代(9.8%)の順となり、10代男子の利用が多い。
一方、1年以内の都度課金の利用率を見ていくと、 動画配信の4.0%に対して、 電子書籍では9.8%、 音楽配信では8.6%となった。
今後の定額制サービスの利用意向について「利用したい・利用し続けたい」という回答は、 動画配信で6.3%、 電子書籍・雑誌が4.8%、 音楽配信が4.1%に留まり、「興味はない/利用を止めたい」という回答は、 動画配信で39.1%、 電子書籍・雑誌が42.0%、 音楽配信が41.4%に及んだ。
Netflixについて利用意向をみると、 「無料体験中」は2.3%、 「利用したいと思う」が3.5%、 「興味はある」は12.9%で、 合計で18.6%が利用意向や興味を示した。
定額制動画配信サービスの利用意向のない人や興味を示さない人にその理由は、「無料のコンテンツのみで楽しめる」が47.4%と高く、同社は 「Youtubeに代表される動画共有サイトの影響が大きい」とコメントしている。
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