ファイナル、ヘッドフォンのフラグシップモデル「SONOROUS X/VIII」を10月末に発売:63万円!
ファイナルから約63万円のヘッドフォンが登場。チタン振動板やアルミとステンレス切削のハウジングを惜しげもなく採用した。
S’NEXT(エスネクスト)は10月14日、final(ファイナル)ブランドのヘッドフォン「SONOROUS」シリーズにおける最上位モデル「SONOROUS X」(FI-S010BD3)と「SONOROUS VIII」(FI-SO8BD3)を発表した。価格はオープンプライス。市場想定価格は、SONOROUS Xが62万9000円前後、SONOROUS VIIIが38万8000円前後(どちらも税込)。10月末に発売する。
「SONOROUS X」(FI-S010BD3)
SONOROUS Xは、シリーズ最上位モデル。筐体(きょうたい)は、アルミとステンレス切削品で構成され、チタン振動板の50ミリ径ドライバーユニットを搭載している。ドライバーユニットとフロントプレートを一体で作ることで、共振やたわみなど音質に有害な要素の排除を目指した。
独自のBAM(Balancing Air Movement)機構により振動板前後の圧力バランスを最適化、筐体内部からの空気漏れが起こらないようにシーリング処理を施した。同社は「低音と奥行きのある立体的な空間再生を実現。明瞭(めいりょう)で生々しいだけでなく、今までのヘッドフォンでは体験した事のない、実在感のある音に驚くだろう」としている。感度は105db、インピーダンスは16オーム。
ケーブル部は90度回転式ロック機構付きの着脱式で、3メートルと1.5メートルの2本が付属する。重量は約630グラム。シリアル番号とライセンスキー付きのステンレス製保証カードが付属する。
「SONOROUS VIII」
(FI-SO8BD3)
上位モデルSONOROUS Xと同様にBAM機構にチタン振動板、50ミリ径ダイナミックドライバーを採用した。筐体部がアルミではなく、シボ塗装仕上げの硬質ABSとステンレス切削品で構成した点と、フロントプレート一体型ドライバーユニットでないところがSONOROUS Xとの主な違いだ。感度は105db、インピーダンスは16オーム。
重量は約490グラム。ケーブル部は、90度回転式ロック機構付きの着脱式で、3メートルと1.5メートルのケーブルが付属する。
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