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インタビュー

フィリップスの回転式――“元祖”電動シェーバーはどのように進化したか?滝田勝紀の「白物家電、スゴイ技術」(4/4 ページ)

独自の回転式シェーバーを開発し続けて76年のフィリップス。その進化の秘密を探るため、オランダ本国にあるドラハテン工場を訪ね、製品開発リーダーに話を聞いた。工場内にあるミュージアムの展示と一緒にどうぞ。

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フィリップスシェーバーの工場はどうなっている?


フィリップスのドラハテン工場

 オートメーション化されたドラハテン工場では、最上位モデル「9000シリーズ」、標準モデル「7000シリーズ」、エントリーモデルの「5000シリーズ」などが、パーツの製造からアッセンブリまで行われていた。

本体の基盤部などの組み立て工程


本体に電子基盤を装着した後、透明の基盤カバーを装着する工程。本体接合部には防水用の加工も施される。ライン上を2本のロボットアームが動き続ける

フルオートメーションの回転刃製作工程


「7000シリーズ」の回転刃製作工程。フルオートメーションで、外刃と内刃がそれぞれ重ねられた裏側に、オレンジ色の保護パーツを装着していく

本体パーツにスプレーで塗装


本体のフロント側のパーツにスプレーで塗装を施して行くのも、すべてオートメーション化。「7000シリーズ」の印象的なブルーなども同様のやり方で塗られる

社員がテスターで繰り返しチェック


開発段階から多くの社員やテスターが、専用ルームでシェーバーの剃り心地などをチェックする。データはすべて専用PCで記入し、その後の改良に役立てる

 精密なシェーバーは精密な工場から生まれる。そんな思いを強くした工場訪問だった。

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