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32V型のフルHDモデルが登場――ソニー、ブラビア「W730Cシリーズ」を発表:低遅延の「ゲームモード」も
ソニーはブラビアの新製品として、フルHDパネル採用の「W730Cシリーズ」を発売する。32V型は、国内ブランドで唯一のフルHDパネル搭載機となる。
ソニーは1月23日、液晶テレビ“BRAVIA”(ブラビア)の新製品として、フルHDパネル採用の「W730C」シリーズ3製品を発表した。ボリュームゾーンにあたる48V型、40V型、32V型の3サイズを1月23日から順次発売する。価格はすべてオープンプライス。
型番 | 画面サイズ | 発売日 | 市場推定価格 |
---|---|---|---|
KJ-48W730C | 48V型 | 1月23日 | 13万円前後 |
KJ-40W730C | 40V型 | 2月6日 | 8万8000円前後 |
KJ-32W730C | 32V型 | 2月6日 | 7万8000円前後 |
超解像技術を導入した映像エンジン「X-Reality PRO」を搭載したほか、無線LAN(IEEE802.11n/a/g/b)や外付けHDD(別売)への録画機能といった便利機能を充実させたモデル。チューナーは2基で、視聴中の裏番組録画が可能だ。
「NETFLIX」や「Hulu」、「YouTube」にもテレビから直接アクセス。スマートフォンやタブレット端末を使ってテレビの操作や番組関連情報の閲覧が可能な独自アプリ「TV SideView」(Android/iOS対応)にも対応した。
このうち「KJ-32W730C」は、32V型テレビとしては国内ブランドで唯一のフルHDパネル搭載機となる。またW730Cシリーズ中、1機種だけ「ゲームモード」を搭載している点も特徴。コントローラーからの入力とテレビが画面を表示するまでのタイムラグが0.1フレーム(パネル遅延を除く)に抑えられており、動きの激しいゲームもストレスなくプレイできるという。
HDMI入力は4系統。うち1系統はMHL兼用となっている。ほかにD端子、コンポジットビデオ入力などを備えている。
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