東芝が「みるコレ」をアップデート――見逃し視聴で「TSUTAYA TV」連携、人名パック検索も容易に
東芝は2月29日、レグザ向けクラウドサービス「TimeOn」で提供している「みるコレ」のアップデートを実施した。見逃し視聴の利便性向上やユーザーインタフェースの改善がメインだ。
東芝は2月29日、液晶テレビ「REGZA」(レグザ)向けクラウドサービス「TimeOn」で提供している「みるコレ」のアップデートを実施した。見逃し視聴の利便性向上やユーザーインタフェースの改善がメイン。対応機種のユーザーは同日より利用できる。
「みるコレ」は、タレントの名前や番組ジャンルなどのテーマに沿った“パック”を導入すると、関連する録画番組や今後放送される番組(未来番組と呼ぶ)、YouTube動画といった情報を一括表示してくれる自動検索システムだ。さらに「おまかせ録画」をオンにすると、リストアップした未来番組を片っ端から録画してくれる。
新機能としては、まず「TSUTAYA TV」連携が挙げられる。例えば、いつも見ているドラマやアニメを見逃したり、録画予約を忘れた場合でも、「TSUTAYA TV」のラインアップにあれば、みるコレの画面から直接ジャンプしてレンタルが可能だ。もちろん視聴は有料となるが、東芝では連携機能の提供を記念して、TSUTAYA TVの新作レンタルにも使える「動画ポイント」540円分を先着1000人にプレゼントするキャンペーンを実施中だ。期間は3月31日まで(1000人に達し次第終了)。
ユーザーインタフェースの改善も新しい。今回からメニュー画面の下部に録画番組を表示する「録画リスト」ボタン、および「おまかせ録画」で録画予定の番組を一覧できる「予約リスト」が追加された。さらに「録画リスト」から再生した番組は、画面右のシーンリストから見たい場面を選んで再生することが可能。例えばニュース番組で気になるトピックだけを再生したり、歌番組で好きなアーティストのシーンを頭出しするといった使い方ができる。
もう1つの重要なアップデートがパックの検索機能だ。現在、利用できるパックは約6万4000を数え、お目当てのパックを検索する際はテキスト入力を行う必要があった。今回のアップデートでは、6万1000の人名パック(タレント、アーティスト、スポーツ選手など)を50音順に分類した「タレントで探す」機能を追加。煩雑な文字入力を省くことができる。
このほか、「すぐみる」表示領域を拡張して導入済みの「みるコレパック」に関連する録画番組や未来番組を多く表示したり、「おすすめパック」エリアを追加して知らないパックとの出会いが増えるようになった。
「みるコレ」の対応機種は、「2012年以降に発売されたTimeOn対応機種すべて」(同社)。新しい「V30」「Z20X」「J20X」「G20X」はもちろん、「Z10X」「J10X」「J10」「Z9X」「J9X」「G9」「Z8X」「Z8」「J8」「Z7」「J7」の各シリーズで利用できる。
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