ニュース
DXアンテナ、4K/8K実用化放送に対応する分配器や分岐器、混合器などを4月から展開
DXアンテナは3月4日、2018年に実用放送が予定されている衛星放送(BS左旋、110度CS左旋)を使った4K放送に対応できる分配機や混合機などを4月から販売する。
DXアンテナは3月4日、2018年に実用放送が予定されている衛星放送(BS左旋、110度CS左旋)を使った4K放送に対応できる分配機や混合機などを4月から販売すると発表した。
今後、4K/8Kの多くのサービスが提供されるBS電波(左旋)、110度CS電波(左旋)は、新たな周波数と変調方式で送信されるため、現在のテレビ受信システムでは受信できない。視聴するためには、BS/110度CSアンテナのほか、混合器、ブースター、分配器、直列ユニット、分波器、ケーブルなど全ての受信機器を新設または交換する必要があるという。
DXアンテナでは、各機関(BL、JCTEAなど)で実施されている4K/8Kにおけるテレビ受信システムの検証結果を経て、規格の方向性が決定される2016年3月をめどに、第1弾として4K/8K対応分配器、直列ユニット、混合器を4月1日から販売し、そのほかの機器も6月以降に順次展開する。「4K/8K対応機器は、一部の機器を交換しただけでは放送を受信できないため、一部機器の先行販売は行わず、規格の方向性が決定する4月1日からシステム機器として順次発売する」(同社)。
関連記事
- 8K試験放送、8月スタートに向けて準備着々――最初は公開視聴のみ
今週開催された「4K/8Kソリューションミーティング」では、8月に開始する予定の8K試験放送に向け、NexTV-F会員各社が着々と準備を進めている状況が分かった。しかし、当初は全国のNHK放送会館などに対応機器を置く公開視聴という形になる。 - 日テレ、初の8K収録番組は「笑点」
日本テレビ放送網は、同社初の8K番組として「笑点」を収録したと発表した。3月に開催される放送業界関係者向けの放送技術展示会「デジテク2016」で上映する。 - 8Kは立体テレビ!? 解像度と立体感の蜜月関係
8Kウォッチャーの麻倉怜士氏は、NHK放送技術研究所で行われた解像度と立体感の関係性に関する実験で、非常に興味深いものを見つけたという。今まで“なんとなく”感じていた高解像度の恩恵を解き明かす実験とは? - 「放送の強み生かす」 生中継と4Kで攻めるスカパー!
スカパーJSATが、7月30日の決算説明会で4K配信や生中継など同社の強みを伸ばして他社と差別化する戦略を発表。110度CS左旋偏波による4K放送についても改めて公表した。 - NHK技研公開に見る8Kの“今”
毎年恒例のNHK技研公開が今年も5月の末に開催された。8K関連は「フル8K」プロジェクターやレーザーバックライトテレビ、家庭に入るサイズの8Kディスプレイなど盛りだくさん。画質と放送のご意見番、麻倉怜士氏はどうみたのか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.