さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。六本木フジフイルムスクエアで、2016年6月10日から開催する写真展「ACROS写真展 “黒と白”ふたたび」を紹介する。
今回の企画では、日英のポートレート作家2名の共演が軸となっています。その意図は、作家の個性・意図をどこまで表現しきれるかにあります。
同じ撮影ジャンルで活躍する2名の作家ですが、その個性は表現の条件を揃えることでより引き立つように感じます。
当たり前ですが、モノクロの写真には“色”がありません。
しかし、そのおかげで写真の本質はより直接的にあらわれてきます。
“光”の捉え方、“構図”の作り方、“主題”の表現、“被写体”へのアプローチなど、まさに写真に求める全てが際立ってきます。
“色”が無いことは表現として、決してハンデにはならないのでしょう。
なにより“写真は減算の芸術”なのです、一枚に閉じ込めたい本質だけを見極めて取捨選択をしていく作業が写真撮影なのですから。
出展写真家
河野英喜(日本)、Damien Lovegrove(イギリス) ※敬称略
写真展の詳細
名称 | ACROS写真展 “黒と白”ふたたび |
---|---|
開催期間 | 2016年6月10日(金)〜 2016年7月7日(木) |
開館時間 | 10:00〜19:00 (入館は終了10分前まで) |
定休日 | 無休 |
入場 | 無料 |
会場 | FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) |
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