レビュー
うるさくない…だと? 大きく進歩したダイソンのスティック型掃除機「V8シリーズ」(3/3 ページ)
ダイソンの新しいコードレススティック掃除機「V8シリーズ」は、かなりの進歩を遂げた。それも従来製品のユーザーが驚き、買い替えたくなるような有意義な進化だった。
ゴミは隠さず、取り除く
いくらダイソン製品のデザインが好きでも、クリアビンに残ったゴミやホコリまでは愛せない。個人的にはクリアビンに色を付けて中が見えにくくしてほしいと考えていたが、ダイソンの考え方は違ったようだ。ゴミを隠すのではなく、取り除くという確実な方向で進化した。
クリアビン内にあるにシュラウドと呼ばれるパーツは、細かい網目状のためにホコリなどが付着しやすい。しかしV8シリーズでは、上部にある赤いレバーを引き上げると、サイクロン部がシュラウドごと上に持ち上がり、その周囲にあるゴム製のスクレイパーがゴミを“こそぎ落とす”仕組み。ゴミ捨てのたびにシュラウドはきれいになる。
ただ、レバーを引き上げるには結構な力が必要だ。男性ならまず問題ないが、自称“細腕”の奥様はちょっと苦労していた。腕力に自信がないという方は、購入前に一度、店頭で試してみることをオススメしたい。
V8シリーズは、従来機のデザインや吸引力といった評価の高い部分を継承しつつ、動作音やバッテリー駆動時間といった家電としての基本部分を大幅に強化した。冒頭で“使える進化”と紹介した理由がお分かりいただけただろうか。
しかも排気もきれい。先日、東京・表参道のダイソン直営店「Dyson表参道」が「プレママ、プレパパ応援キャンペーン」という割引きキャンペーンを開始したが、確かにV8シリーズは、妊婦や赤ちゃんのいる家庭にもオススメできるスティック掃除機だと思う。
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