「小さい」は新機能――日立のロボット掃除機「ミニマル」
日立アプライアンスは、ロボット掃除機「minimaru」(ミニマル)を発表した。本体幅が25cm、高さ9.2cmと小型で、「狭いところや低いところも掃除できる」(同社)という。
日立アプライアンスは10月17日、ロボット掃除機「minimaru」(ミニマル)を発表した。本体幅が25cm、高さ9.2cmと小型で、「狭いところや低いところも掃除できる」(同社)という。価格はオープンで、11月19日に発売予定。店頭では10万円前後になる見込みだ。
小型化は、高密度実装技術による独自の車輪構造や、サスペンション機構のコンパクト化、および吸込口・ダストケースなどの効率的なレイアウトにより実現した。また、ロボットクリーナー専用に新開発した走行制御「minimaru AI」を搭載。マッピング機能は持たないものの、複数のセンサーを用いた毎秒250回の高速なセンシングで周囲の状況を素早く判断し、100以上の行動パターンから選択する。「小さいロボット掃除機の課題は、1回の通過で掃除できる幅が狭いこと。素早い“キビキビ”とした動作でそれをカバーする」としている。
吸込口には床面のごみをかき出す「回転ブラシ」と、カーペットの綿ぼこりをかき出す「かきとりブラシ」を組み合わせた独自の「ダブルかきとりブラシ」を搭載。2本のサイドブラシと合わせ、フローリングやカーペットなどさまざまな床面に対応するという。
バッテリーはリチウムイオン充電池で、最長約60分間の掃除が可能。稼働面積は最大32畳。「自動」「念入り」「スポット」という3つの掃除モードを備えた。
さらに他社にない機能として、充電台に戻ると回転ブラシを逆回転させ、ブラシについたほこりをクリーニングする「ブラシ自動おそうじ」、同じく充電台に戻るたびに強い気流でダストケース内のごみを圧縮する「ごみプレス」運転など、メンテナンスの手間を省く機能を搭載した。ごみプレスでは、ダストケース内に約2週間分のゴミがためられるほか、ゴミを圧縮することで、捨てるときも容易だという。
本体サイズは250(幅)×250(奥行き)×92(高さ)mm。重量は約2.3kg。充電台のほか、お手入れブラシ、リモコンなどが付属する。
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