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ハイレゾ音源のダウンロード販売、2014年の2倍超
GfKジャパンがハイレゾ音源ダウンロード市場概況を公表した。市場規模はソフト、ハードの両面で拡大基調。音源ダウンロード数は、2016年に入っても各月で前年実績を上回って推移しているという。
GfKジャパンは12月21日、ハイレゾ音源配信サイトにおけるダウンロード実績に基づく「ハイレゾ音源ダウンロード市場レポート」の提供を開始した。これに伴い、市場概況を公表している。
ハイレゾの市場規模はソフト、ハードの両面で拡大基調にある。ダウンロード配信数は2015年で前年比108%増(2.08倍)と大きく拡大。2016年に入っても各月で前年実績を上回って推移しており、1〜11月の合計では前年比10%増となった。
市場を牽引しているのはアニメソング。さらにJ-POPなどのラインアップも増え、ユーザーのすそ野が広がっているという。また2016年はアルバム販売(まとめ買い)が好調で平均単価が上昇。1〜11月のダウンロード金額は前年比11%と数量を上回る成長となった。
ハイレゾ音源のダウンロード市場が拡大している背景には、対応オーディオ機器の普及がある。家電量販店による販売数の実績を見ると、携帯音楽プレーヤーは2015年で前年比28%増、2016年1〜11月も前年の水準を維持しているという。またハイレゾ対応ヘッドフォンは2015年で148%増、2016年では53%増と拡大が続く。
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