最初に高画素の“R”が来た! ソニーの意欲作「α7RIII」(3/4 ページ)
今、一番意欲的にカメラを開発し続けるメーカーといえばソニー。その主力がα7。2017年春にα9が出たので、次はα7IIIかと思われていたところに出たのが「α7RIII」である。
α9で改善された操作系が継承されてうれしい
ぴょこんととんがったファインダー部がやけに目立つデザインが賛否両論あったα7シリーズだが、初代α7に比べるとデザインもちょっとこなれてきてすっかり定着した感がある。最初見たときはびっくりしたけど。
35mmフルサイズ機だがボディはコンパクト。
ファインダーは有機EL(OLED)を採用。368万ドットと高精細で、0.78倍とかなり大きくて見やすくレスポンスもよい。ファインダーのフレームレートは(バッテリー消費は大きくなるけど)120fpsに上げることもできる。
背面モニターは3型の液晶で144万ピクセルと従来と変わらず。上下にチルトする。タッチパネル搭載で、これは主にAFポイントの指定に使う。
でも使って見た感じは、基本はファインダーをのぞいて撮るカメラで、必要に応じて背面モニターもどうぞかな。
改善されたのはAF回りの操作系。
α7 IIシリーズまではタッチパネルもマルチセレクター(AF用ジョイスティック)もなかったため、AF枠の指定がちょっと面倒だった。
α9からはAF枠指定に使えるスティックが搭載され、さらにタッチパッドAFによりファインダーをのぞいたまま、親指でモニターを触ることでAF枠をさっと指定できる。
タッチパッドAF時のレスポンスがもうちょっと速くなるとうれしいけど、かなり使いやすくなった。
このクラスのカメラとしてはボタンやレバー類は少なく、フォーカスモードやドライブモードの切替はボタン+ダイヤル(あるいは十字キー)となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.