最初に高画素の“R”が来た! ソニーの意欲作「α7RIII」(4/4 ページ)
今、一番意欲的にカメラを開発し続けるメーカーといえばソニー。その主力がα7。2017年春にα9が出たので、次はα7IIIかと思われていたところに出たのが「α7RIII」である。
自分好みのキーカスタマイズやメニューのカスタマイズは必須だ。
特に瞳AFはメニューからは選べない(ボタンを押してるときだけ動作するので)ので、最初に瞳AF搭載のαを手にしたときはどうやって使えばいいのか探したもんです。
前モデルから進化したところといえば、カードスロット。上下に並んだデュアルスロットになり、下がスロット1でSDXC II対応。上がスロット2でSDXCとメモリースティックDuoに対応。
まだメモリースティックDuoへの対応は必要なのだろうかとふと思う。それよりは両方ともSDXC-II対応にしてもらった方が嬉しい人が多いのではなかろうか。
反対側の側面には扉が3つ。シンクロ端子、マイク端子、ヘッドフォン端子、HDMI端子。
ユニークなところではUSB。microUSBとUSB-Cの2つの端子が用意された(USB充電はどちらの端子を使っても可、なのがいい)。
バッテリーの持ちはCIPA規格準拠で、ファインダー使用時は約530枚。一眼レフに比べると少ないが、大きめのバッテリーを積んでいることもあり、ミラーレス一眼としては多い方。さらにUSB給電が可能なのはポイントが高い。
動画は4Kの30fps。スロー&クイックモーションにも対応している。
速さのα9と画質のα7RIII
α7RIIIの登場で、速さのα9と画質のα7RIIIという2本柱がそろった。
どっちがいいかはどんな写真を撮るかできまるのだが、ハイクオリティーな作品を撮りたい、そろそろミラーレス機に移行しようかなという人にはα7RIIIを勧める。
予算が足りないー、という人は2018年に登場すると思われるα7III待ち?
カメラとしての性能と価格のバランスがいいからね。
では最後に昨年末に撮影したきらびやかな作例を1つ。
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