“2つのエリア制御”を搭載した4Kテレビ、パナソニックが発売 新開発「転倒防止スタンド」付き
パナソニックは、薄型テレビ「VIERA」(ビエラ)の新製品として、4K対応の液晶テレビ「FX750シリーズ」を発表した。“2つのエリア制御”を組み合わせ、明暗の表現力を向上させたという。
パナソニックは1月26日、薄型テレビ「VIERA」(ビエラ)の新製品として、4K対応の液晶テレビ「FX750シリーズ」を発表した。“2つのエリア制御”を組み合わせ、明暗の表現力を向上させたという。55V型、49V型、43V型の3機種を2月23日に発売する。価格はオープンプライス。
LEDバックライトを分割し、表示する映像の明暗に応じて部分ごとに明るさを調節する「バックライトエリア制御」(ローカルディミング)を搭載。さらに映像の信号処理も部分ごとに分けて行う「エリアコントラスト制御」を組み合わせ、明暗の表現力を向上させたという。「エリアを細分化することで微細な明暗も再現できるる」(同社)
液晶パネルは4K解像度のIPSタイプで、上下左右178度という広い視野角を持つ。HDRは、Ultra HD Blu-rayなどに採用されている標準規格「HDR 10」および12月に開始する4K/8K実用放送でも採用を予定している「HLG」をサポート。HDRコンテンツ再生時にも周囲の明るさに応じて画質を自動調節する「明るさ連動HDR」も備えた。なお、4K/8K実用放送を視聴するには、別途対応チューナーを用意する必要がある。
デジタルチューナーは3系統で、USB外付けHDD(別売)に2番組の同時録画が可能。HDMI入力は4系統となっている。
新開発の「転倒防止スタンド」は、底部に円形の吸着構造を設けたスタンド。地震などの揺れで接地面から離れる力が働くと内部が真空に近い状態となり、テレビの転倒を防ぐ。テレビを動かしたいときはスタンド上部の「吸着スイッチ」を操作を押して解除すればいい。
実売想定価格は、55V型が26万円前後、49V型は22万円前後、43V型は19万円前後(すべて税別)。
関連記事
- 音が天井から降ってくる Bluetoothスピーカー内蔵のLEDシーリングライトをパナソニックが発売
パナソニックがスピーカー搭載のLEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」を2月下旬に発売する。スマホ用アプリで調光や調色が行える。 - ルミックス史上最高の“高感度画質”、パナソニックが「DC-GH5S」発表
パナソニックがCES開幕前のプレスカンファレンスで新しいミラーレスカメラ「DC-GH5S」を発表。「LUMIX史上最高の高感度画質」をうたう。 - パナソニックもスマートスピーカーを発表――Googleアシスタント搭載で音質にもこだわり
パナソニックが「IFA 2017」でGoogle Assistantに対応するスマートスピーカー「SC-GA10」を発表した。発売は今冬で、ヨーロッパでは英、独、仏の各国で発売が予定されている。 - テクニクス、渾身のアナログターンテーブル「SP-10R」を披露
テクニクスブランドからアナログプレーヤーのフラグシップとなる“Reference Class”「SP-10R」の開発がアナウンスされた。来年夏の発売を見込んでいる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.