顧客の携帯に直接メールを送るモバイルCRM。リピーター獲得に大きな力を発揮する半面、ケータイならではの難しさがあるのも事実だ。日本マクドナルド「トクするケータイサイト」などのシステムを構築してきたユラスが提供する、毎月の固定料金で利用可能な高機能モバイルCRMソリューションとは?
顧客との良い関係を長く保つために大切なのがCRM(Customer Relationship Management)。会員カードを発行する、クーポンサイトに登録する、などやり方はさまざまだが、獲得した顧客のメールアドレスにダイレクトメール(以下、DM)を送信し、リピーター獲得をしている企業は多いはずだ。
この手法の中でも、特に効果が高いのが、顧客の携帯電話に直接DMやメールマガジンを送るモバイルCRMである。PCメールよりもパーソナルな存在であり、よりリアルタイムに見てもらうことができる携帯メールは、使い方次第で飛躍的に効果をアップする可能性がある。
しかしモバイルCRMは可能性が大きい半面、一歩間違えると逆効果になりかねない。携帯はパーソナルなものであるだけに、そこに送るメールは一歩間違うと「ものすごく嫌われる存在」にもなりうるためだ。
また、「DMは送っている。ただしそれが効いているかどうかがよく分からない」という声もしばしば聞かれる。しかしこれは非常にもったいない話。せっかく送ったメールは、どこが効いているのかを絶えずチェックすべきだ。効果が感じられなければ、よりよい結果が出るように試行錯誤することが、結果につながる。
携帯へのDMとクーポン、おサイフケータイを組み合わせた、日本マクドナルドの「トクするケータイサイト」は、モバイルCRMやおサイフケータイ向けソリューションの成功事例として、真っ先に名前が挙がるソリューションである。このシステムを手がけるのがユラスだ。
ユラスでは、一般企業や店舗向けのCRMとして「MA3」というソリューションを提供している。MA3の特徴は以下の通りだ。
(1) 短時間で導入・運営が可能:クラウドサービスなので、短期間でサービスをスタートできる。自前でサーバを用意したり、環境構築したりする必要がない。専門の技術部門を持たない企業でも安心して運用できるのもポイント。また、すでに自社で他社のASPサービスを利用している場合、MA3と連携して運用できる。
(2) ユーザーのプロファイルに合わせたセグメント配信:モバイルCRMのコツは、メールを受信した顧客に「これは気になる情報」と思わせること。MA3では、性別や年代、地域など顧客のセグメントに合わせ、適切なコンテンツやURLを差し込んだメールを出せるのがポイントだ。
(3) 1通のメールに複数の施策を盛り込める:メールの効果を高めるために、クーポンやスタンプ、アンケートなど複数のサービスを盛り込める。どのユーザーがどのサービスを利用したかも、時系列で一元管理できるので、効果が一目瞭然だ。
(4) 携帯3キャリア+PCメール向けメールを一括プレビュー:携帯メールはキャリア別に見え方が違うため、PCでの確認が難しい。しかしMA3では、メールを送信する前に、顧客のセグメントごとに文面を差し替えた全パターンをプレビューして一括チェックできるので安心だ。絵文字やデコメが入ったメールでも、NTTドコモのiモード用の文面を書けば、自動的にau、ソフトバンクモバイル、PCメール向けに最適な形に変換できる。
(5) 時間内配信&アクセス負荷耐性:携帯メールは受信後即見るものだけに、タイミングが非常に大切になる。ランチ情報を配信するメールが夕方届いたり、タイムバーゲン情報が終わってから届いても何の役にも立たない……といった具合だ。MA3では大量のメールも高速に配信して確実に顧客にリーチできる上、一斉に顧客からアクセスがあった場合にもダウンすることがない強固なインフラを用意している。
ダイレクトマーケティングで大切なのは、施策の立案、実施、実績収集、可視化、プロファイリングに至る5段階の検証ステップを踏まえ、PDCAサイクルを最適化することにある。どんな施策がどんな人にどれくらい効くのか、常に結果を参照しながら次の策を練ることができるのだ。
なおユラスでは、メール文面の作成やプロモーションの実施といった運用サポートもオプションで提供している。モバイルCRMが不慣れ、少人数で運用するといった場合にも安心だ。
ダイレクトマーケティングの効果をさらに高める施策として、ユラスでは「MA3+RW(おサイフケータイ対応)」「MA3+SOCIAL(Twitter対応)」などのソリューションも提供している。
レジの横におサイフケータイ(またはICカード)用のリーダー/ライターを設置し、店頭で会員登録を促進したり、来店スタンプ・割引クーポンなどを顧客の携帯に発行できるシステムだ。
紙や磁気カードによる会員システムと異なり、携帯メールと連動して運用できるのが大きなポイントだ。顧客の行動分析を行うことにより、より効果的なメールアプローチができるようになる。
なお、リーダー/ライターはPOSと独立して設置するタイプなので、既存システムの作り替えが不要なのもポイント。リーダー/ライターの使用料、通信費などすべて含めた月額パッケージで運用できるのもうれしい。
自社の製品やサービスに対する評判をリサーチするのに効果的なのがTwitter。ユラスでは、ネット上に散らばる関連するツイートを解析し、ユーザーからの評判を数値化・可視化できる仕組みを提供している。
評判を見ながら、広告を打ったりプロモーションを実施したりできるため、より効果的に結果を出すことができるのだ。
本記事で紹介したソリューションはすべて、クラウド型での提供になる。高価なインフラや初期導入コストを負担する必要がなく、ユーザー数に応じた月額固定料金で利用できるMA3は、これからCRMに取り組もうと考えている企業にとって、大きなメリットといえるだろう。また、すでにCRMを導入している企業の場合、既存のCRMシステムとMA3を連動させることもできる。ミニマムの10万ユーザーで新規導入する場合で、80万円から利用できる。
ユラスでは「顧客情報は集めたものの、使いこなせていない」「複数の携帯キャリアへの対応が難しい」「セグメント配信ができない」といった悩みを持つ企業や店舗に向けて、無料の「モバイルCRMクリニック 2011 Spring」を実施する。CRMのシステム構築に10年以上携わってきたユラス代表の井浦知久氏が中心となり、カフェ風のスペースに少人数が集まる“CRMのお悩み相談会”だ。
「モバイルCRMについてもっと知りたい」「おサイフケータイを使って来店の促進をしたい」「Twitterを使った評判分析に興味がある」という方は、以下のフォームからぜひ、無料相談会の機会を利用してほしい。あなたの会社のDMを、もっと読んでもらう秘策を知ることができるはずだ。
ユラスでは、「モバイルCRMについてもっと知りたい」「おサイフケータイを使って来店の促進をしたい」「Twitterを使った評判分析に興味がある」という企業のご担当者様を対象に、モバイルCRMについての相談会「モバイルCRMクリニック 2011 spring」を開催します。
<日程を更新しました!>開催日は3月11日(金)の15〜17時(2時間)、会場はユラス恵比寿事務所<地図>を予定しています。8名以内で行う、ミーティングスタイルの相談会です。
講師を務めるのは、ユラス代表取締役の井浦知久。数々の企業でモバイルCRMの導入・実施に携わった実績をもとに、参加企業ごとにふさわしいCRM活用法をご提案します。参加者全員に「最新モバイルCRM“実践”活用ハンドブック2011」(モバイルCRMで成功するための7つのポイント!)を進呈いたします。
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提供:株式会社ユラス
アイティメディア営業企画/制作:Business Media 誠 編集部/掲載内容有効期限:2011年2月28日