社員一人ひとりが生き生きと働ける会社づくり ――「空間」×「時間」=「心」日立システムズのワークスタイル変革

いま企業は、グローバル化、女性の社会進出、介護と仕事の両立など、多様な働き方への対応が求められている。社員の働きやすさ向上を3カ年計画で実施し、成果を出しているのが日立システムズだ。海外に15の拠点を持ち、グループ会社社員も含め社員数約1万8000人、女性管理職が100人を超す同社で行っているワークスタイル変革のポイントとは……?

» 2015年05月27日 10時00分 公開
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社員の心を健康に導くことで、仕事に対する意欲を高める

 日立システムズは、社員一人ひとりが誇りを持って働けるようなワークスタイル変革をめざし、2013年度から2015年度にかけて「社員キラキラ☆UP運動」に取り組んでいる。この試みは、社員が働きやすい環境を作る活動で、ダイバーシティ、コミュニケーション、 エンゲージメント ※、ワーク・ライフ・バランスのカテゴリで目標をそれぞれに設定し、職場のワークスタイル変革をめざす3カ年計画だ。

「社員キラキラ☆UP運動」3年目を迎えた今、執行役員 人事総務本部 本部長の北原央氏は、目標への取り組みが年々功を奏し、手応えを感じている。

日立システムズ 執行役員 人事総務本部 本部長 北原央(きたはらひろし)氏

 ポイントは「空間・時間・心」だ。

 働く「空間」を自由にし、労働「時間」の効率化を図り、社員を心身ともに健康に導くことで仕事に対する意欲を高める。仕事のアウトプットにもクリエイティビティを高めるという狙いがある。北原氏は、「効率のいい働き方をすることにより、社員一人ひとりが働くことに喜びを感じながら、楽しく生き生きとした会社生活を送ってもらいたい」と話す。

※エンゲージメント:会社は従業員が働きやすい施策や職場環境を提供し、従業員はそれに応え会社との信頼関係を深めながらお互いに貢献しあうという考え方。


1.「空間」――社員のクリエイティビティを向上させるオフィス

 同社の本社地区は全フロアでフリーアドレス制を導入。

 VDI(仮想デスクトップ:Virtual Desktop Infrastructure)のシステムを活用することで、どの席にいても、社内の無線LANにつながったセキュアなPCで仕事ができるようになっている。

 また2015年には、13階フロアにオフィス家具販売企業とコラボして、 "協創"力を高め、新しいアイデアが生みだすことを目的とした「協創空間」を設置した。

日立システムズ本社13階の「協創空間」(上段)。フロアの壁へ気軽に書けるので、見やすく伝えやすくなった(左下)。自由に高さを変えられるデスクを活用し、立ってミーティングを行うことにより、議論の活性化、効率化に役立てている(右下)。

 利用者からは、「図や絵を描いて分かりやすく伝えることで、参加者とアイデアを共有し、より創造的なアイデアが生まれやすくなった」「従来のミーティングルームでは受け身の人もいたが、「協創空間」では、全員参加のミーティングができるようになった」といった感想が出ている。

2.「時間」――VDIや動画を活用し、業務時間を効率化する

ユニファイドコミュニケーションを実現するIP電話と、VDIでつながった端末(PC、タブレット)

 働く時間の有効活用に、IT活用は欠かせない。

 特に、子育てや介護などさまざまな理由で在宅勤務を希望する社員にも、前述のVDIが役に立つ。USB型のハードライセンスキーを、PCに差し込めば、いつでもどこでも、会社のデスクトップと同じワーク環境が実現できる。

日立システムズ UX(ユーザーエクスペリエンス)推進部 鹿島泰介氏

 UX(ユーザーエクスペリエンス)推進部の鹿島泰介氏は、UXエヴァンジェリストとして、クリエイティビティ、具体的には商品力と提案力を向上させるため、ワークスタイル変革にさまざまな提案をしている。

 「生産性が上がり、効率的に働けるようになると、ワークスタイルだけでなく、営業スタイルも変革できるようになる。さらに生産性を上げるためだけでなく、注文をたくさん取るためのIT活用も大切だ」と話す。

 鹿島氏は、お客さま先で営業スタッフが商品を説明するときに、紙の資料から、タブレット端末などを利用し、動画で商品の魅力を訴える革新的なスタイルを推進している。動画をプレゼンテーションに活用することで、営業スタッフのプレゼンテーション資料作成のための時間も削減される。よりクリエイティブで攻める営業スタイルへと変わってきているという。

3.「心」――社員のモチベーションアップには「コミュニケーション」が大切

日立システムズ ダイバーシティ推進センタ センタ長 青木明美氏

 社員のモチベーションアップのキーポイントは、職場での「コミュニケーション」だ。

 ダイバーシティ推進センタ センタ長の青木明美氏は、職場の代表者メンバーからなる"ダイバーシティ・カウンシル"を運営している。その中でも遠地の東北や九州、中国、関西といったメンバー達とは、テレビ会議システムを活用して定例会議を行なっている。全国の職場の社員の声を吸い上げ、事業部を横断したコミュニケーションを図っている。

 また育児期間の社員に対しても、悩みを解決する細やかなケアを行っている。

日立システムズ UX(ユーザーエクスペリエンス)推進部 主任 神南千恵子氏

 3年前に出産した、UX(ユーザーエクスペリエンス)推進部 主任の神南千恵子氏は、復職後に参加した「復職支援セミナー」で、子育てと仕事の両立について先輩社員の経験や外部講師による講義を聞き、よりスムーズに復職することができたと感じている。

 「生き生きと働く先輩からアドバイスがもらえるのは、働く女性にとってモチベーションアップにつながると思います」と話すとおり、同社の女性の勤続年数は緩やかに上がり、女性管理職に至っては100人を超えている。

 さらに、社員同士のコミュニケーションを深め仕事へのモチベーションアップにつながるような全社企画として、「キラキラ☆ワールドグランプリ」を開催した。ボーリングとビームライフルをメインに、海外の社員と家族なども含め、全社をあげてのコミュニケーションを図っている。

 このように、空間づくりや時間の有効活用を通じ、一人ひとりが目的や目標を持ちながら、高い意欲で仕事に臨むことが、企業の成長に欠かせないポイントだ。

 日立システムズが実践する「空間・時間・心」のワークスタイル変革について伝えた。さらに、「ワークスタイル変革を完遂する秘けつ」については、以下の資料を参考にしてほしい。

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提供:株式会社日立システムズ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2015年6月26日

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