買いか?待ちか?──503i購入タイミングを考える

2月23日とも噂される折りたたみ型の503iを購入する? それともFOMAまで待つ? NTTドコモ端末の買い替えタイミングを探る。

【国内記事】 2001年2月5日更新

 503iシリーズの第1弾,「P503i」と「F503i」が発売されて一週間。新しいもの好きな人は既に購入済みかもしれない。しかし,多くの人は“今503iを買うべきか? それとも待つべきか?”と悩んでいることだろう。

 残りの503iシリーズを予想するとともに,「210i」シリーズ,さらには「FOMA」まで踏まえて,どのタイミングで携帯電話を買うのがいいのか考えてみよう。

折りたたみ型503iを待つか──2月23日?

 最初に登場した503i,P503iとF503iはいずれもスタンダードなストレートタイプ(1月18日の記事参照)。個人的には使いたいときにさっと操作できるストレートタイプが好みなのだが,昨今のN502iのブームを見ても,折りたたみ型の503iを待っている人は多いだろう。

 先日の「ITU TELECOM ASIA 2000」で展示された503iシリーズのモックでは,P503iとF503iのほかに以下の機種が展示された。

D503i フリップ型
N503i 折りたたみ型
SO503i 折りたたみ型
P503is 折りたたみ型

 503iシリーズでは,折りたたみ型が3種類も登場することが予定されている。折りたたみ型が多い理由は,最近のブームを受けているだけではない。2インチクラスのカラー液晶を搭載してくる各503i端末では,液晶の大型化による消費電力の増大が問題。各端末とも,折りたたみ時に液晶表示を休止し,消費電力を抑えようという試みがなされているわけだ。

 上記4機種の細かなスペックはまだ不明だが,“後発の機種のほうが高性能”というのは確かなようだ。特に液晶はP503i,F503iより進化する。D503i,N503iでは4096色,SO503iでは6万5000色表示のものが採用される。解像度もより精細になり,D503iでは132×162ピクセルの表示が可能。

 着信音もそれぞれ16和音以上であり,SO503iではなんと24和音だという話もある。

 これらがいつ登場するかだが,遅くとも3月末まで,と考えていい。NTTドコモ(中央)では,3月末まで,20x,50xシリーズから503iへの機種変更を優遇する措置をとっているからだ(1月26日の記事参照)。実際,2月23日に数機種が発売されるという噂も飛び交っている。

スタンダード機,210iは?

 スタンダード機という位置付けにある,現行209iの後継となるのが210iシリーズだ。P210i,F210i,D210i,N210iの4機種が既にTELECなどの認定を受けており,503iの発売が一段落したあと,発売されると見られる(1月24日の記事参照)。

 210iは,503iの発表以前に通信機器認定を取得しており,「20xシリーズにJavaを載せるかは市場しだい」というNTTドコモの発言もあったが,Javaなしで予定されている可能性が高い(1月19日の記事参照)。

 Javaを搭載するとなると,2インチクラスのカラー液晶,高速なCPU,潤沢なメモリが必要になり,端末のコストは当然上昇する。仮にJavaを搭載したとしても,上記のスペックを落として503iシリーズと差別化が図られるはずだ。

FOMAを待つべきか?

 2001年5月には,第3世代であるIMT-2000サービス「FOMA」が始まる。クリアな音声通話,最大384Kbpsの高速データ通信など大きな魅力を持つFOMAだが,当初,誰にでも勧められる機種とはならない可能性が高い。

 iモード関連の機能は503iをベースに搭載されるといわれるFOMAだが,気をつけなくてはいけないのは通話エリアだ。これまでの20x,50xシリーズが採用していた,800MHzの周波数帯を使うPDC方式と違い,IMT-2000では2GHz帯のW-CDMA方式が採用される。

 5月のFOMA初代機は,W-CDMA方式のみに対応するシングルモード機になるといわれており,これまでのPDC方式のエリアでは利用できない。W-CDMA方式でのサービスは,当初,東京,川崎,横浜のみであり,関西方面にサービスが広がるのさえ11月までかかる予定だ。人口比率80%を達成するは2004年というスケジュールであり,しばらくの間は極端に通話エリアが狭い状況が続く。

 そのため,首都圏在住の人でなければIMT-2000の恩恵を受けられないばかりか,ちょっと地方に出た場合は使えないなど,一般的に利用するには厳しい。ドコモでも当初のFOMAは高級機という位置付けのようで,端末の価格も通信コストもそれに見合ったものになるはずだ。

独断と偏見で選ぶとなると?

 そんなわけで,携帯電話の買い替えタイミングを独断と偏見で考えてみよう。

 “Javaなどいらない”という人は,210iを待つのもいい。しかし,機能的にそれほど大きな進化がないと見られる210iを待つなら,価格の下がった502iシリーズを今のうちに購入するのも手だろう。特に,カラーで折りたたみのN502itは実売価格もこなれてきていることもあり,いい選択肢だと思われる。

 “とりあえず今は間に合っている”という人は,FOMAを待つのもいい。FOMAではiアプリの制限も緩和されると見られ,映像配信や音楽配信に興味のない人でも“高速なiモード機”として快適に使えるはずだ。

 しかしFOMAが登場する頃には,au端末もJavaを搭載し,feel H"は128Kbpsのパケット通信などを導入してきていると見られる。敢えてFOMAを待つのなら他社への乗り換えも魅力的だ。

 それ以外の人は,やはり503iだろう。ストレート型にするか? 折りたたみ型か。はたまたフリップか。大いに悩んで,選んで欲しい。

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[九条誠二,ITmedia]

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