ロードテスト:ザウルスMI-E1:「パソコンシンクロナイズ」物欲ライター渡辺が自腹購入商品を不定期レポート。その1つがザウルスMI-E1である。今回はMI-E1のシンクロナイズ機能に迫る。
Palm並みのパワー? シンクロナイズに迫るPDAがパソコンとシンクロナイズできるのは当たり前となっている。Palmでその便利さを教えられたわけだが,MI-E1はどうか。 まず,シンクロナイズできる項目を挙げてみよう。 1:住所録(対Outlook) Palmではアプリケーションの追加までシンクロナイズで一発というシンプルさがあった。どちらかというとザウルスのシンクロナイズはWindows CEに近い。 実際のMI-E1のシンクロナイズでは,300件の住所録を新規に同期しても20秒程度と非常に高速で効率のいいソフトウェアを搭載している。ただし,Outlookとザウルスの住所録,スケジューラの仕様が若干異なるので,すべての項目がシンクロされるわけではない。ザウルスの持っている項目はすべてシンクロされるが,Outlookにだけある項目はだめだ。しかし,実用上は問題ない。 また,シンクロナイズで問題になる「競合」(パソコンとPDAの両方で変更が加えられた状態)の解決方法も,PalmやWindows CEと変わらない。ただし,ザウルス用のアプリ(MOREソフト)には重複してしまったデータを検索して削除するものがあって,シンクロナイズで問題になることの多いデータ重複は,ザウルスではあまり問題にはならない。 電子メールに難あり電子メールもシンクロナイズできる。つまり,パソコンで送受信したメールをザウルスにも入れて持ち歩けるし,出先でザウルスで送受信したメールをパソコンにもコピーすることができる。 ただし,ザウルスの電子メールはサーバ上のメールに対しての既読・未読の管理があまりしっかりしていない(リセットがかかるとサーバ上の保存メールがすべて未読になる)。そのためメールをサーバに残す設定にしておくと,メールが重複してしまう場合もある。パソコン側だけサーバから削除する設定にしておけば大丈夫だ。 また,「読めない形式の添付ファイルはダウンロードしてこない」など,動作に少々癖がある。パワーユーザーはフリーウェアもしくはシェアウェアのメールソフトを使うことも多いようだ。ただし,小生は標準のメールで十分だと思っている。 ファイル送受信機能は独特パソコンとザウルスをシンクロナイズするときに,指定したファイルをパソコンと送受信できる。ファイルの置き場は「ザウルス送信箱」「PC受信箱」などと名付けられており,たとえばパソコンからザウルスになにかファイルを送りたい時には,パソコン上に作られている「ザウルス送信箱」という特殊なフォルダにファイルをドロップする(自動的にコピーされる)。すると,次のシンクロナイズでザウルスへ送信される。 さらにザウルスのアプリであるMOREソフトも,この方法でザウルスにインストールできる。ファイルは何個でもザウルス側のメモリがいっぱいにならなければ一度に送信できる。簡単である。 逆にザウルス上のデータは「PC送信箱」に登録することで,パソコンへ送ることができる。PC送信箱に入れるのは簡単で,パソコンでいえばメニューで選択する程度の手順になる。ただし,送信できるデータは画像データのみであり,不便だ。 一方,シンクロナイズを行うと,パソコンとザウルスが接続状態になる。この状態ではザウルスがパソコンにマウントされたドライブに見える。つまり,パソコン上のエクスプローラでザウルス上のデータを読み書きすることができる。 シンクロナイズはWindows CEと同等結局のところ,まだ不完全なところもあるがシンクロナイズはWindows CEとほとんど同じだといえる。Palmと比較するのは難しいが,画像やテキストファイルの取り扱いで差がつく。 Palmでは,パソコン上で変換を行わなくては画像や長いテキストは閲覧できないが,ザウルスでは特別なファイル形式にすることなしに画像やテキストファイルもシンクロできる。MI-E1で収集した画像(インターネットやカメラユニットを使う)をパソコンに持ってきたり,パソコン上の画像をMI-E1に持っていくのは単に共有ドライブを使う感覚なので簡単だ。 ただし,パソコンで扱うデータをザウルスで読み書きする場合に,特別な手順が必要になることもあるので,慣れないと戸惑うかもしれない。
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