P503iSは,iアプリ性能が2倍以上も向上していたiアプリの動作速度に不安があった「P503i」に比べ,「P503iS」はiアプリ速度が向上。保存件数も10件に増えている。
5月8日にNTTドコモのiアプリ対応端末「P503iS」が発売された。本機は,松下通信工業製の“503iシリーズ”としては2台目。初代のP503iとメニュー構成などはそっくりだが,iアプリ関連の機能は大きく変わってきた。 P503iで問題となった“4月問題”もP503iSでは解決されている(4月20日の記事参照)。iアプリの保存件数も増加した。
P503iSはiアプリも高速ストレートタイプのP503iは,特に数値演算性能が劣っており,ゲームによっては動作速度や反応速度に不満声が挙がっていた。 P503iSは,iアプリ実行速度を大幅に改善。数値演算でP503iの約2倍,グラフィック描画では数倍の高速化がなされている。 ZDNet Mobileでは,スパイシーソフトが公開しているベンチマークスイートを使い,速度を計測してみた。
グラフィックP503iのネックであったDraw系の処理が大幅に高速化されているのが目につく。さらにGIFのレンダリング速度もさらに向上し,トップクラスの処理能力を得ている。 I/O処理I/O性能は,P503iと比較すると高速になっているものの,とりわけ優れているわけではない。 JavaVM(CPU)CPUスピードは,P503iの2倍近くまで高速になっている。ただし,「D503i」「SO503i」などの最近発売された機種と比べると遅さも目立つ。 ヒープメモリヒープメモリの値のみ,長いほうが優秀だ。P503iSは“多い”というわけではないが,P503iに比べると増加している。 ゲームをするなら最強のiアプリ端末?iアプリのゲームを楽しむには,端末にいくつか条件がある。まずは「ある程度の速度で動作すること」。P503iやF503iは,パズルゲームやユーティリティなら問題ないが,アクションゲームの場合,ゲームが成り立たないほど速度に問題があった。 もう1つの条件は,「ゲームが操作しやすいキー配置であること」だ。SO503iやD503iは,iアプリの保存件数や動作速度は十分なものの,ゲームの操作に使われる十字キーがダイヤルタイプであるため,アクションゲームを楽しむのは少々難しい。 N503iは速度面,操作性ともに良好だが,問題はiアプリの保存件数が実質5件であること。また十字キーの真下に[クリア]ボタンがあり,誤って押してしまうことでiアプリが終了してしまうことなどが少々ネックといえる。 P503iSは速度も「スターソルジャー」を楽しめる程度には高速であり,保存件数も10件,そして十字キーが快適に利用できる。キーのストロークもあり,アクションゲームでも快適に操作できる。 P503iSは,iアプリゲームを楽しむという点でも,最もお勧めの端末かもしれない。 関連記事 [斎藤健二&青木瑞浩,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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