SO503iのiアプリにバグ,42万台回収,交換へ

「SO503i」のiアプリのバグに関して,NTTドコモは回収,交換を決めた。販売も一時中断される。

【国内記事】 2001年5月11日更新

 NTTドコモは5月11日,iアプリ対応の携帯電話「SO503i」のiアプリ機能に不具合が生じることがあるとし,回収,交換を行うと発表した。

 不具合は,iアプリ機能を利用したアプリケーションのバージョンアップの際に,以下の現象が起こる可能性があるというもの。

保存領域の拡張および新規データの書き込み指示があった場合,iアプリ用に保存されているデータの一部が上書きされる
保存領域の拡張およびデータの読み出し指示があった場合,iアプリ用に保存されているデータの一部が読み出される

Javaの基本部分にセキュリティホール

 これらの問題は,4月20日の時点で,開発者向けに告知されていた(4月20日の記事参照)。この問題は“ユーザーがバージョンアップを行わない”ことで回避できるもので,NTTドコモでは「iアプリを作成するコンテンツ提供者が対応することで,こういった事態を防げる」としている。

 ただし,悪意を持って作られたiアプリが,本来アクセスできないはずのほかのiアプリのデータ保存領域にアクセスできてしまうことは事実だ。

 「メモリダイヤルの内容などにはアクセスされることはない」(NTTドコモ)が,このJavaのセキュリティバグにより,個人情報流出の危険性があることは以前から指摘されていた。

 そもそも,基本的なセキュリティポリシーが崩されたことが大きい。iアプリは以下の4つをセキュリティポリシーとして挙げていた(2000年12月の記事参照)。今回の不具合は,この基本部分にセキュリティホールがあったことを意味している。

iアプリは,ダイヤル機能や電話帳にアクセスできない
iアプリは,ほかのiアプリを起動したり,書き換えられない
iアプリの通信先は,ダウンロード元のサーバに限定される
ユーザーは自分の判断でJavaアプリを強制終了できる

 交換の対象となるのは,これまでに販売されたSO503i全て。台数は5月9日の段階で42万台に上る。NTTドコモでは販売を一時停止するとともに,交換用の端末の準備が整い次第,ユーザーにダイレクトメールで告知するとしている。

 SO503iに関しては,“液晶に傷がつく”などのクレームが相次ぎ,希望者に改善品への交換を始めたばかりだった(4月23日の記事参照)。

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[斎藤健二,ITmedia]

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