特集:パケット対応モバイルインターネット接続を徹底チェック──au PacketOne
2.5G携帯電話ともいえるcdmaOneのパケット通信サービスがPacketOne。受信最大64KbpsとFOMAには見劣りするが,既に全国で利用可能であり,今回取上げた3種のサービス中,最も広いエリアで利用できる。なおcdmaOneは14.4Kbpsの回線交換もサポートしているが,それほど魅力のあるサービスではないだろう。 データ通信はC300番台以降の全音声端末でサポートするほか,一体型通信カードである「Rapira Card」(PCカードType2 エクステンド)こと「C315SK」もある(2001年9月の記事参照)。C315SKは当初企業向けとして登場したが,現在は個人向けにも販売されており,大手量販店でも入手できる。PHSのそれとほとんど変わらないサイズで,携帯電話ベースとは思えないコンパクトさだ。
PacketOneもFOMA同様,対応ISPとの契約が必要。ただしFOMAと比較すると対応ISPは比較的多く,大手ISPの多くが対応している。auが提供するau.netなら手続きなしでインターネット接続が利用可能だが,こちらはパケット通信料金が1.5倍。ヘビーに使う人は対応ISPを利用した方がいいだろう。 通常の音声契約でも利用できるほか,一体型カード端末専用に最大9.6Kbpsの「シングル9.6」(500円/月)と最大14.4Kbpsの「シングル14.4」(900円/月)がある。「シングル14.4」は付加サービスである「PacktOne64」(600円/月)と組み合わせると受信が最大64kbpsとなり,PacketOne本来の能力を発揮する。 一体型カード端末では「シングル14.4」+「PacketOne64」での利用が基本になるだろう。この場合,実質基本料金は1500円/月だから,FOMAと比較すると通信速度では見劣りするもののリーズナブルだ。パケット通信料金も0.1円/パケットと安い。また,2つのパケット割引サービスも「PacketOneミドルパック」が2400円/月と定額料金の割に割引率が高く,通信コストという点では全般にFOMAに優る。
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