特集:FOMA? AirH"? cdmaOne?
パケット対応モバイルインターネット接続を徹底チェック(1/7)

PHSによるPIAFS接続から,モバイルインターネットもデータ量課金による高速パケット通信へと移行しつつある。FOMA,PacketOne,AirH"──出そろった“つなぎっ放し”を可能にするモバイルインターネット接続方法を徹底チェックする。

【国内記事】 2002年1月9日更新

 モバイルインターネットと言えば,現在でもPHSのPIAFS 64/32Kbps接続が主役。しかし高速パケット通信を採用した携帯電話のPacketOneやFOMA,さらにPHSベースながらつなぎ放題まで実現したAirH"の登場で,徐々にその勢力図が書き換えられつつある。モバイルインターネットも着実に「つなぎっ放し」の時代に向かいつつある。

3つのつなぎっ放し対応モバイルインターネット接続

 ただひたすら低コストにモバイルインターネット接続を行いたいならば,今でもお勧めはPHSのPIFASデータ通信だ。DDIポケットならTWOLINKDATA,NTTドコモならデータプラスといった基本料金の安いプランを利用し,必要な時だけインターネットに接続するスタイルを貫くべきだろう。基本料金は980円(データプラスは1980円に1000円分のデータ通信料金含む)となるので,最低限必要な維持費は圧倒的に安いからだ。

 しかし家庭でのインターネット利用がそうであるように,つなぎっ放しが可能になることでモバイルでのインターネットの使い方もまた変化する。メールの即時性は一気に向上するし,モバイルでもメッセンジャーソフトを電話代わりに当たり前のように利用するようになる。何よりインターネットとの接続,切断に注意を払わなくていいという精神衛生上のメリットは計り知れない。

 全てのモバイルインターネットユーザーにつなぎっ放しが必要ではないだろう。しかしモバイルインターネット接続サービスは確実にデータ量課金によるつなぎっ放しや,完全固定料金に向かっていくことは間違いない。

 現時点で,つなぎっ放しでの利用が可能なモバイルインターネット接続の代表が,NTTドコモの「FOMA」,auの「PacketOne」,DDIポケットの「AirH"」だ。なお同様のサービスとして先行したのは独自網系(地上網に電力会社のインフラを利用している)のアステルだが,こちらは利用可能地域が極めて限定されているため今回は除外した。

 まず3種類を簡単に解説しよう。

NTTドコモ FOMA

au PacketOne

DDIポケット AirH"

3つのサービスを比較する

 今回,サービスの比較はすべて一体型カード端末で行った。使用したのは,FOMAがZDNet所有の「P2401」(2001年10月の記事参照),PacketOneとAirH"は筆者所有の「Rapira Card」(2001年9月の記事参照)とTDK製「RH2000」(2001年10月の記事参照)だ。送受信感度の面では音声端末+通信ケーブル(または通信カード)の方が有利な点もあるが,できるだけ比較を公平にすることや徐々に主流が一体型カード端末にシフトしている点を考慮したためだ。


左から「DoPaMAX 2896P」「FOMA P2401」「Rapira Card」「AirH" Card petit(RH2000P)」。DoPaMAX 2896Pは1999年に発売されたNTTドコモのカード一体型端末で,最大受信28.8Kbpsのパケット通信によるインターネット接続サービスが利用できた。比較すると最新のカード一体型端末が極めてコンパクトなのが分かる

 ISPは原則として@niftyを利用した。今回取上げた3サービス全てに対応しており,大手ISPということでバックボーンにもまず不安がない。PCは富士通 「LOOX T/80」+Windows XPの組合せを利用し,ドライバ,ユーティリティなどは各製品付属のものをインストールして利用している。通信速度に影響を与えないよう,特に断りのない限りAC接続にした。

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[坪山博貴,ITmedia]

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