"ソフコン2002 3rd Edition featuring l'agenda"
第10回 インストーラ2

前回に引き続き,開発したソフトをl'agenda向けのインストーラ作成方法について解説しよう。

【国内記事】 2002年1月18日更新


前回からの続き

 基本的な情報が入力できたら,「次へ」を押す。すると次のような画面が現れる。


 ここでは前の画面の情報に基づき,既に初期値が設定された画面が現れている。基本的には何もせずに「次へ」ボタンを押しても問題はない。変えるところがあるとすれば「インストール先」。

 初期値は1つ前の画面の「プロダクト名」と「プログラム名」を合わせた名前になっている。場合によっては長いと感じられる場合もあるので,プログラム名だけにしてもいいだろう。また,プログラムが複数の実行ファイルから構成されるときには,「選択」ボタンを押し,立ち上げに用いる実行ファイルを選択する。

 そして,「次へ」ボタンを押す。すると以下の画面に進む。


【注意】:ここで「native.inaが見つかりません」などのエラーメッセージが出る場合には,インストールするファイル群が入っているフォルダにnative.inaファイルをコピーし忘れている可能性がある。ArchGene.exeが納められているフォルダにあるnative.inaファイルをコピーしよう。

 ここではコピーするファイルの一覧が出てくる。ファイルによっては「コピー先フォルダの指定」ボタンでインストール先を変更できる。

 そして,「次へ」ボタンを押す。すると以下の画面に進む。


 ここでは,インストール時に設定するレジストリを指定するが,通常は設定することはない。次へを押し,最後の画面に進む。


 この画面では設定は変えずに「完了」を押せばよい。これでインストールイメージが作成された。

 インストールイメージは拡張子.cbeaである。このファイルと,setup.exe,setup.iniの3ファイルを配布すればよい。オンラインで配布する場合には,これに説明用のテキストファイルを加えて,4つのファイルを圧縮し,アーカイブにすればよいだろう。

 そして,ユーザはそのファイルをダウンロード・解凍し,SETUP.EXEを実行すれば,以下の画面が出てl'agendaへのインストールができる。


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関連リンク
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▼ eMbedded Visual Tools 3.0連載記事 - WindowsCE FAN
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[古原伸介,ITmedia]

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