Mobile:NEWS 2002年6月3日 07:53 PM 更新

Tシリーズ用ミニキーボード「PEGA-KB20」インプレッション

PEG-T650Cの発表に合わせて、CLIE Tシリーズ用の周辺機器がいくつか発表された。中でも注目は、Graffitiエリアを覆うように装着できるミニキーボード「PEGA-KB20」。このミニキーボード中心に、新しい周辺機器をチェックした

本体を持った状態で使えるミニキーボード

 「PEGA-KB20」はCLIE Tシリーズ(PEG-T650C/T600C/T400)で使えるミニキーボードだ。シリアルポートにつなげるタイプのキーボードで、本体を持った状態で使えるようにデザインされている。


色はT650Cのサテンシルバーカラーに合わせた銀色。ただし樹脂を使っているので色合いは若干異なる。装着した状態で持ち運ぶ際、誤動作を防ぐHOLDボタンも付いている


サイズは89×17.5×42.5ミリ。装着時の装着部分の厚みは19.5ミリ。下はPEG-NR70V。PEG-NR70Vよりやや厚くなる


持ち運びの際、KB20が外れてなくしてしまわないようにするための小さなストラップや、ケースも同梱される

 KB20の脱着は簡単、というより単純だ。裏側にTシリーズ本体を抱え込めるようになっている手がついているので、それを押し込んで取り付け、剥がして外せる。装着するとTシリーズ側面にある銀色の線に沿ってスライドできるので、微妙な位置調整も簡単だ。

 使用時はケーブルもつなげなければならないが、ケーブル長は30ミリと60ミリとで切り替えられるようになっている。KB20の裏側にコードを収納するスペースがあり、これを使って切り替えられる。通常は30ミリでちょうどよいのだが、通信アダプタ使用時は60ミリにする。

 また、シリアルポートを使ったキーボードなので、ドライバもインストールする必要がある。KB20には「ミニキー」というドライバアプリがついている。これでキーボードをオン/オフしたり、キー入力時にクリック音を出したりできる。


KB20用ドライバ「ミニキー」。とてもシンプルなつくり

「NRシリーズ」のハードウェアキーボードと似た使用感

 キーそのもののスペックは、キーサイズが約5ミリで、キーピッチが約7ミリ、キーストロークが1ミリ弱である(どれも実測値)。キーの形状は上から見ると円形だが、横から見るとドーム状になっており中央部が膨らんでいる。キータッチはやや堅めになっており、「押そう!」と思ったキーしか確実に押せないため、思ったよりもミスタッチは少なくて済む。

 キー配列は、アルファベットの並びはパソコンのキーボードに準拠しているが、キーの数の少なさから数字や記号はコンビネーションキーを使うというやや特殊なものになっている。NRシリーズのハードウェアキーボードはキーがパソコンのアルファベットキーのように行ごとにスライドしている(Q/A/Zキーの並びが斜めになっている)のに対し、KB20のキーは行/列共にきれいに並んでいる(Q/A/Zキーの並びが縦に並んでいる)という違いがあった。

 使用時に本体のGraffitiエリアやアプリケーションボタン、上下ボタンをキーボードが覆うことになるため、それをフォローするキーも加えられている。また、NRシリーズのハードウェアキーボードと同様に、コピーやペースト、メニュー操作をするためのショートカットもついていた。


KB20のキー配列。行/列が整列されている。SpaceやEnterの隣にあるのがシルクボタンの代用キー(左)、キーサイズが小さく、1つの指で複数のキーに触れてしまうが、しっかりしたキータッチのおかげでミスタッチは少ない(右)

 さて、肝心のキーボードとしての使いやすさだが、最終的に受けた印象は「NRシリーズのハードウェアキーボードに近い」というものだった。NRシリーズのハードウェアキーボードの使用感についてはここここで書いたが、決してパソコンのキーボードに代わるような存在ではない。あくまでも「一般的なPalmデバイスユーザーがGraffiti文字で入力するメモ書きのような文章を、Graffiti文字を使わずに入力できる」ようにするものである。KB20もこれと同等の存在だと感じた。

 Graffiti文字を使いこなせていない人にとっては、Palmデバイスは「データ表示機器」でしかない。入力手段としてソフトウェアキーボードも用意されているが、タップによる入力はやはり手間がかかる。しかし、Tシリーズユーザーなら、KB20を使えば「ちょっとしたデータ入力機器」としても使えるようになる。使用時のセットアップの手間も少なく、いつでも気軽に値段相当の働きをしてくれる製品である。

そのほかの周辺機器はマイナーチェンジ

 PEG-T650Cと一緒に発表された周辺機器は、ミニキーボードのほかに、通信アダプタ「PEGA-CF61」(実売1万5000円弱)、USBクレードル「PEGA-UC60K」(実売7000円弱)、キャリングケース「SE-300(実売5000円弱)がある。これらはすべてミニキーボード同様に、全Tシリーズ対応で、6月8日発売予定だ。

 通信アダプタ、CF61も試用してみたが、従来のTシリーズ用にリリースされていた通信アダプタ「PEGA-CF60」の色を変え(ブラックからシルバーに)、NRシリーズ用通信アダプタ「PEGA-CF60」相当の機能(Pメール受信機能やメール通知機能、メールの自動取得機能)が加えられただけであった。


外見は色が違うだけ。従来のTシリーズはさまざまな色の製品があったため黒だった(のだろう)が、PEG-T650Cと一緒にリリースされたのは銀色であることから、従来のような色違いモデルの登場はない(のかな?)!?


装着した様子、そのときの厚みも違わない。CLIE Mailを一発起動できるようなボタンもなく、そのあたりはやや不満

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[濱田宏貴, ITmedia]

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