Mobile:NEWS 2002年6月3日 07:09 AM 更新

「SH251i」でiショットを試す(2/2)


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 iモード端末で受信したiショットメールは、Web画像として閲覧できる。また、PCやJ-フォン、au端末などに向けて送信すると、JPEG画像(auの場合PNGだった。送信先によって自動で変更されるようだ)が添付されたメールが到着する。

 このURL付きメールは、最大10日間iショットセンターに保存される。閲覧したら、画面メモなどで保存しておく必要があるだろう。また、このメールをPCなどに送信した場合、URLをクリックしても画像を表示できなかった。iモード端末のみが閲覧できる仕様のようだ。


N504iで受信したiショットメール。題名と本文のほか、URLが記入されている。このURLをクリックするとWeb上の画面として画像を閲覧できる

 iショットメールは返信は不可(5月28日の記事参照)。届いたメールには送り主の電話番号が記載されているので電話はできる(逆にいうと、この電話番号は消せないようだ。iショットメールを送ると電話番号がばれてしまうのには注意)。メールの本文に、自分のメールアドレスを記入しておく必要があるだろう。

 また、iショットメールの送信元はiショットセンター(photo-server@docomo-camera.ne.jp)になる。通常のiモードからのメールとドメインが異なるため、迷惑メール対策をしている人には注意がいる。ドコモ同士の場合、新たにドメインを登録する必要はないが、auやJ-フォンの端末で指定受信などを行っている場合、iショットセンターも登録する必要がある。

 ちなみに、iショットメールが相手に届かなくても、SH251iにはエラーメッセージは返されない。迷惑メールの影響でメールの到着にトラブルが多い昨今、iショットメールも相手によっては苦労しそうだ。

iショットのカメラをチェックする

 iショット端末SH251iは、カメラのスペック的としては他社のカメラ付き端末を一歩上回る(5月29日の記事参照)。有効31万画素というCCDカメラを搭載し、フラッシュならぬライトも搭載した。


カメラ起動時に設定できるメニュー。「カメラ画像一覧」は、画面メモの中からカメラで撮影した画像だけを抜き出してリストにしたもの。10秒後にシャッターが切れるセルフタイマーも利用できる。サイズ、画質はそれぞれ3種類から選択できる。4コマスチル撮影とは、4枚の画像を連続して撮影し、自動的に合成されて1枚の画像として保存されるもの

名称iショット(S)待受画面iショット(L)
解像度(ピクセル)120×120120×160288×352
登録枚数約80枚約20枚
ズーム等倍/2倍/4倍等倍
画質NORMAL/FINE/SUPER FINENORMAL
iショット×
画像エフェクト×
4コマスチル×

 カメラはCCDらしくファインダーに表示される画像の追従性もよく、暗部にも強い。上下キーで5段階の明るさ調整、左右キーで2倍、4倍ズームが可能だ。ズームはデジタルズームだが、4倍まで拡大してもジャギーが発生することはなかった。


屋内で携帯を撮影してみた。右はiショット(L)の画像。288×352ピクセルで、画質は変更できない。サイズは約10Kバイトになる。左は、iショット(S)の画像。120×120ピクセルで、画質は上から「NORMAL」「FINE」「SUPER FINE」。NORMALの画像は3Kバイト以下、FINEとSUPER FINEの画像は4Kバイト以下だった

 SH251iの大きな特徴の1つが、ピクチャーライトと名付けられたライト。カメラ起動時に「#」ボタンを押すことでカメラの脇に設けられたライトが点灯し、被写体を照らす。シャッターが切れる瞬間に、光量がアップし、簡易的なストロボの役目も果たしているようだ。


ライトはそこそこ光量がある。真っ暗闇でも、距離さえ近ければある程度の撮影が可能。フラッシュと異なり、真っ暗でも被写体を捉えられるというメリットもある


明るさを3段階に変え、ライトあり/なしでそれぞれ撮影してみた。上段がライトなし、下段がライトあり。左は薄暗い室内、中はさらに暗くしたところ、右は肉眼でも被写体が確認できない暗闇だ。距離が10センチ程度と近いこともあるが、ライトの威力が実感できる。今回テスト時間の関係で、人物を被写体とした場合にどの程度の効果があるのかチェックできなかった。追ってご報告したい


待ち受け画面のメニューから、シャッター音を変更することもできる。種類は「ピンポン」「カシャ」「カシャ(短め)」「オーイェー」「オッケーイ」の5種類。なおシャッター音を消したり、音量を調整することはできない


「カメラ画像一覧」は、待ち受け画面からカメラボタンの長押しでも表示できる。フォルダ分けもできないほか、ファイル名は連番が付くだけだ。リストからまず画面を表示して、そのメニューからエフェクトをかけたり、iショット送信を行う。画像の整理という意味では、まだこなれていない印象を受ける。なお、画像表示時は、左右のキーで次の画像/前の画像に移ることはできる

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[九条誠二, ITmedia]

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