Mobile:NEWS 2002年6月3日 11:36 PM 更新

POBoxも改良──写真で見る「SO504i」(2/2)


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 文字入力に関しての大きな変更は、文字入力時の逆回しボタンが設けられたこと。「#」ボタンを押すことで、「あ」→「ぉ」→「ぇ」→「ぅ」という具合に逆順で文字を入力できる。目的の文字を行き過ぎてしまったときはもちろん、未だに大文字/小文字変換ボタンのないSO504iにとっては、「っ」などを入力するのにも重宝する。


携帯用予測変換の先駆けであり、現在でもトップクラスの実力を誇る「POBox」(2001年6月の記事参照)。iモード向けPOBoxでは、使い込むうちに動作速度が極端に遅くなるという現象が報告されていたが、SO504iでは「学習内容リセット」機能が追加された。また、「えー」と入力すると「a」が、「びー」と入力すると「b」が候補として表示されるようになり、英数字の入力効率が上がっている

 メール機能は、これまでの集大成ともいえるもの。従来通り、送受信共に5つのフォルダがあり、メールアドレスを指定して(10件まで)自動的に振り分けることができる。またほかにあまり例がない、題名や本文に特定の文字を含むメールを検索する機能は便利だ。

 メール受信時の着信音も、アドレス別/グループ別に設定できる。ただし、鳴動時間や音量はメール全体で共通の設定が適用される。


宛先の入力には、頻繁に使うメールアドレスから選択できる「送信ランキング」も利用できる。一括メールリストは、10個までのメールアドレスを登録しておけば簡単に複数人に同じメールを送信できる機能だ


期待していたのだが、ほとんど変更されてなかった「アラーム」機能。繰り返しは“OFF/毎日”のみで、音量も別途設定できない。登録も1件だけだ。スヌーズ機能もない。少々残念な部分だ

微妙なバックライト調整を行うディスプレイ

 液晶ディスプレイは、サイズは2インチながら6万5536色のTFT液晶を搭載。一定時間キー操作がないと、バックライトの光量を落とす仕様になっており、電力消費を削減している。バックライトの輝度は4段階に調節でき、最高輝度ではかなり明るい。


左にSO504i、右にSO503iSを並べた。画面の解像度は横方向が少々アップしており、128×160ピクセル。ただし、Web閲覧時の表示文字数は8文字×7行のままだ。文字は見やすいが、情報量は不足気味。サイズも変更できない


メール表示のフォントサイズは3段階あり、最縮小時で12文字×9行の表示が行える。また、iモードのメニューには「ラストURL」機能が追加された。これによって、いったんiモードを終了しても、すぐに前回表示していた画面に戻ることができる

 SO504iには、クイックディスプレイと呼ばれるモノクロ2値の背面液晶が搭載された。他機種に比べるとサイズは小さめなものの、メインキャラクターである「トロ」が随所に登場。トロの表情で電波状態を表すなど、ファンにはたまらない工夫がされている。


側面に配置されたボタンを押すことで、背面液晶の表示内容の切り替え、およびバックライトの点灯が行える。左に見えるiモードエンブレムは、電話やメールの着信時に7色に光る


背面ディスプレイの待ち受け表示は、6種類から選択できる。トロの顔は、電波状態を示している。電波状態が悪いと、だんだんトロの機嫌が悪くなり、圏外では寝てしまう


なお、SO504iの特徴であるトロは至るところに出現する。壁紙はアニメーションや3D画像を含めて8種類。また、内蔵されているiアプリは「トロのお部屋」「トロの待受時計」「待受ぺたメモ」。すべて待ち受けが可能だ

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[九条誠二, ITmedia]

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