504iのハードウェアスペックを総覧する5機種出そろった504iシリーズは、ハードウェアのスペックだけ見ても多彩。細かなハードウェアスペックを見ていこう
すべて折りたたみ型で背面ディスプレイを搭載した504iシリーズ。形状は似ているが、各ハードウェアスペックは大きく異なる。液晶からサイズ、着メロまでまとめてみよう。 メインディスプレイは各社2インチ以上の液晶を搭載してきた。それぞれ6万5000色以上の発色が可能で、他キャリアの最新端末と比べてもトップクラスのディスプレイだ。注目は、従来の2倍近い解像度を持つ「N504i」と(5月31日の記事参照)、輝度が高く美しい「P504i」の液晶(6月5日の記事参照)。 またサイズはほぼ同等ながら、表示文字数が大きく異なることにも注意したい。メール表示に関しては、各社複数のフォントを用意し、使い分けられるようにしているが、Webブラウズ時の文字表示数は固定(6月6日の記事参照)。これは「ドコモからWeb時はフォントを変えないようにと指示されている。コンテンツプロバイダがページを機種ごとにレイアウトするための配慮ではないか」(端末メーカー)という理由のようだ。その結果、端末によって2倍近い差がある。 背面ディスプレイは、有機ELディスプレイを搭載した「F504i」が秀逸(5月24日の記事参照)。各社が「デザイン時に背面の処理に苦労した」と語るとおり、504iシリーズでは赤外線、背面ディスプレイ、iモードエンブレムなどを配置しなくてはならない。F504iでは背面に透明な素材を用い、内側に有機ELディスプレイを搭載。内部から浮き上がるような表示を行い、すっきりした感じに仕上げている。また赤外線ポートも内部に搭載した。 P504iの背面ディスプレイには、専用のiアプリを用いると画面を表示することも可能。また、アナログ時計表示が可能なのは、N504iと「D504i」だけだ。 カラーバリエーションは、ピンク、ブラック、シルバーが多い。そんな中、F504iのサイバーブルーは目立ったカラー。またフレッシュピーチも光が当たるとピンクが緑に変化するなど工夫されている。最も独特なカラーバリエーションを誇るのは「SO504i」。それぞれつや消しを使い、レッド、ホワイトと独特のカラーを選択した(6月14日の記事参照)。 サイズで目立つのは、P504iの圧倒的な薄さと軽さ(6月5日の記事参照)。折りたたみ型の携帯電話で最薄を実現している。また、ヒンジ部にワンプッシュオープンボタンも装備し、片手での開け閉めを可能にしている。 着信メロディでは、N504iとSO504iがヤマハ製のFM音源チップを採用。40和音を可能にした(6月11日の記事参照)。また従来機種と比較すると、すべてがADPCM(着信ボイス)に対応している。
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