ドコモ好調──7月事業者別契約者速報7月は、新シリーズ「504i」と「251i」を投入したドコモの強さが目立った。KDDIは、単月では3位だったものの、第3世代サービスへの切り替えは着実に進んでいる
電気通信事業者協会(TCA)は8月7日、ブラウザフォンサービス契約数を含めた携帯電話/PHSなどの2002年7月の契約数を発表した。それによると、この1カ月間で携帯電話契約数は52万8300増えて、7123万6900。
7月はNTTドコモが単月シェアを56%まで上げ、強さを印象づけた。504iシリーズおよびカメラ付き端末251iシリーズの全国展開が完了したためと思われる。 逆にauグループは単月シェアの減少が続いている。5月にはドコモを抜いて単月シェア1位に立ったが、7月は3位。J-フォンとの差も1万1000契約まで詰められた。接戦はまだ続いている。
第3世代携帯電話では、auのCDMA2000 1xが堅調。7月も49万3300の純増となり、ドコモのFOMAに10倍以上の差をつけた。auはPDCが-14万7000、cdmaOneが-23万2400とCDMA2000 1xへの乗り換えが進んでいることが分かる。 FOMAの純増数は1万2900で、累計では12万7400。2003年3月末には130万契約を獲得する計画だが、契約者数が爆発的に伸びる気配はない。秋に予定されている新型FOMA端末に期待しているもよう。
ブラウザフォンサービスでは相変わらずiモードが快調。7月は57万も契約者が伸びた。
PHSは微減が続いている。ドコモは音楽配信サービスM-stage visualに対応したPHS「Lookwalk P751v」を投入したが(7月19日の記事参照)、価格が高いこともあってか純減をくい止めるには至っていない。 東京電話アステルは、この7月を最後に鷹山グループに譲渡され、アステル東京と名称も変更される(7月25日の記事参照)。7月も7000人の契約者数減となったが、23万3500契約を保っている。8月以降の増減に注目が集まる。
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