Mobile:NEWS 2002年9月17日 01:41 AM 更新

液晶もカメラも、“1個より2個”?

液晶から着メロまで、数字の進化が一段落したと思ったら、今度は個数を増やす競争が始まりそうだ

 携帯のハードウェアの進化はとどまるところを知らないようで、昨今はそれがさらに加速している印象も受ける。

 一時は「着メロ16和音」「6万5536色カラー液晶」などの数字の競争が盛んだったが、最近は搭載個数の争いも起こってきた。とにかく「1個より2個」なのだ。

背面液晶は必須装備

 最近の端末発表を見ていると、メインディスプレイのスペックがあまり書かれていないことに気づく。もはや6万5536色、2インチ以上のTFT液晶が標準で、差別化の戦いは背面ディスプレイに移行しつつある。

 エントリーモデルでも“液晶2個使い”は常識となってきた。三洋電機のある携帯担当者に言わせると「折りたたみ型でなくても、ディスプレイ2個は当たり前」。有機ELディスプレイには、表示させた部分の素子のみが劣化するという特徴があり、有機EL搭載の携帯では、たとえ折りたたみ型でなくても時計表示などのために別途液晶を搭載してくるもよう(2001年9月の記事参照)。

 しかし、理屈ではなく、とにかく1個より2個のほうがユーザーの目をひくようだ。さらにスペックの進化も著しい。「F504i」の有機ELを使った背面ディスプレイをはじめ(5月24日の記事参照)、シャープの「J-SH09」や(8月5日の記事参照)三洋電機の「A3015SA」(8月26日の記事参照)などは、背面液晶ながら6万5536色表示をうたっている。次は、どこが背面にフルカラーのTFT液晶を積んでくるか? だが、そんな端末も年内にはお目見えしそうだ。

カメラも2つへ?

 携帯内蔵カメラの被写体を調べた調査によると、「自分の顔」を撮っているユーザーがかなりの数に上る(7月31日の記事参照)。この自分撮りのために、背面液晶をファインダーに利用、ひいては背面液晶のクオリティが上がるきっかけとなってきたワケだ。

 しかし、1インチ程度の画面では、「自分撮り用のファインダーとしても力不足」という意見も聞かれるようになってきた。

 それならば……と出てきたのが、表裏、両面にカメラを付けようというソリューションだ。既に、J-フォン向けの三洋製3G端末には2つのCCDカメラが搭載されており(5月22日の記事参照)、2インチクラスのメインディスプレイを見ながら自分撮りが可能。そもそもはテレビ電話時に使う機能を想定したものだと思うが、静止画の撮影でも内側のカメラはかなり便利だ。

 2G端末でも2つのカメラ搭載を進めているメーカーもあり、一般ユーザーが手にする日も近そうだ。

“2個”も必要なかった? あんなモノ

 “1個より2個”がもてはやされる中、「1個でいいよ」といわれてしまったハードウェアもある。

 着メロ用ツインスピーカーはその1つだ。着メロ用のスピーカーを2つ装備し、ステレオで鳴るというものだが、確かにステレオで演奏されているものの幅10センチにも満たない携帯のボディではなかなか効果を実感しにくかった。「2個積むより、1つのスピーカーを大口径にしてほしい」という着メロコンテンツプロバイダからの厳しい意見も。

 着メロチップが32和音以上+着信ボイスが標準になってきたこともあり、なかなか着メロ関係では差別化するのが難しくなってきているという事実もある。

 各種“光りモノ”も、衰退する傾向にある。一時期、ボディのそこかしこにカラーLEDが埋め込まれ、さまざまな色に光る端末が増えたことがある。しかし最近では光る箇所を抑える端末が多くなってきた。

 単なるLEDよりも、背面のカラー液晶を活用するほうが強くアピールできるようだ。また、カメラ用のライトとしてカラーLEDが利用されるようになってから、“光モノ”の統合も進んでいる。シャープ製のJ-フォン端末では、カメラ用のライトを着信などの合図として使ったり、手元を照らすために使ったりと、1つのデバイスをさまざまな用途に使うようになってきている(9月9日の記事参照)。

 ちなみに、台湾では派手に光る端末が人気があるようで、世界中で同一の端末を利用できるGSM端末にも“台湾オプション”というのがあるようだ。すると、ダイヤルボタンなどが7色に光るようになる。なるほど。



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[斎藤健二, ITmedia]

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