Mobile:NEWS 2002年9月30日 03:46 PM 更新

写真で見る“ムービー端末”「A5301T」

カメラ付きで動画撮影も可能。SDカードスロットも搭載した3G端末……。auのハイエンド端末「A5301T」は、機能が盛りだくさんなだけでなく、随所に工夫が凝らされている

 auのハイエンド端末「A5301T」が発売された。東芝製となるこの端末は、

  • CDMA2000 1x初のムービー対応
  • ムービーメール対応
  • SDカードスロット搭載

 など“初めて尽くし”。ほかのハイエンド端末と比較しても、機能で劣るのはフラッシュが未搭載であることくらいだ。詳細なレビューの前に、まずは写真を中心にA5301Tを見ていこう。

一見、大きく重いが、妥当なサイズ

 A5301Tを見て最初に受けた印象は“デカイ”というものだった。ダイヤルボタン周りのデザインやエッジを落としているところなど、ボディのデザインは「C415T」や「C5001T」「A3013T」を踏襲しているが、詰め込まれた機能のために大きく、重くなっている。スリムでシャープなイメージはない。

 しかしデザインのせいで必要以上に大きく見えている部分もありそうだ。厚みは28ミリで、じつはソニーエリクソン製の「A3014S」よりも薄い。重さも、au端末としては最も重い119グラムだが、例えばNTTドコモの「SO504i」や「D251i」よりも軽量。最近では“軽さよりも機能”を求める人が増えており、「130グラム程度までなら我慢できる範囲内ではないだろうか。


編集部で購入したスノウシルバーの「A5301T」。ソリッドネイビーは未発売だ。ダイヤルボタン部と液晶部は、厚さがほぼ同じ。開いて机に置いても、アンテナが支えとなって倒れることはない


左側面にはSDカードスロットを搭載。右側面にはシャッターボタンを備える。SDカードは取り出しにくい


ソフトキーを3つ持った東芝独特のキー配列。ボタンは大きく、ストロークもあり、操作しやすい。「電源」ボタンはほかのボタンに比べて高さが低くなっているなど、東芝の細かな気配りが感じられる

キー短押し長押し
メールボタンEメールメニューCメールメニュー
EZボタンEZwebへアクセス設定しておいたサイトにアクセス
カメラキー動画撮影へ静止画撮影へ
アドレス帳キー住所録表示住所録新規登録
決定キーランチャーメニュー表示サイドボタン無効化
機能キーM機能メニュー表示マナーモード切り替え


背面。着メロスピーカーや電池のフタが見える。電池は630mAh。スピーカーの音量は十分だ


東芝の自信作である低温ポリシリコンTFT液晶。2.1インチ26万色相当、176×144ピクセル表示が可能だ。従来よりも輝度が相当に上がっており、鮮やかで見やすくなった。ただし逆に反射率は落ちており、バックライトを点けないと視認性は相当落ちる


SDカードは16Mバイトのものが付属する。マニュアルによると、「128Mバイトまでの東芝製のものを推奨」となっている。背面のパネルは透明で、着信時や充電中にはランプの光が透けるようになっている

メニューのレスポンスも少々向上

 これまで、東芝製のau端末には「メニューのレスポンスが悪い」という印象を持っていたが、A5301Tではかなり改善された。未だにボタンを押してから画面が変わるまでワンテンポ待たされたり、マニュアルには「ブラウジング中はキーを押したときの反応が遅くなることがあります」と記載されていたりするが、それほど気にならないスピードだ。

 速度の問題さえ解決されれば、もともと東芝のインタフェースには定評がある。「アラームのスヌーズ機能」「着信時、バイブ後に着メロ」「ポケットの中でもメール着信の確認が可能」……などなど、便利な機能が満載されている。


背面ディスプレイは256色ながら視認性は良い。折りたたんだままで側面のシャッターボタンを長押しすると、撮影メニュー(右)が現れ、閉じたままでの撮影が可能。ポケットの中で操作して、「取り出してすぐに撮影」なんてことも簡単だ


背面ディスプレイにはもちろん画像を表示できる。既存の画像から一部を切り取って表示が可能だ


メインディスプレイ。待受画面(左)には壁紙の上にカレンダーを重ねることが可能。メニューは通常のもののほかにラウンチャーと呼ばれるものがあり、自由に項目を設定できる


電話着信時やメール受信時は、背面ディスプレイのほか、待受画面でもポップアップ表示で注意を促す。上下ボタンで詳細を確認することもできる


A5301Tの特徴である、カメラ関係とSDカード関係のメニュー。静止画と動画の撮影モードは、ワンボタンで切り替えることができる。カメラ関係を除く、ほとんどの場面で現在時刻が右上に表示されているのも便利だ



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関連リンク
▼ au(KDDI)

[九条誠二, ITmedia]

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