Mobile:NEWS 2002年10月8日 03:44 AM 更新

「A5301T」のSDカードをチェックする(2/2)


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 アドレスやメールの一括バックアップは簡単だったが、撮影したムービーや静止画のバックアップは少々面倒だ。

 まずデータフォルダにアクセスし、Myムービー(Myフォト)フォルダを開く。サブメニューから「SDカードへコピー」か「SDカードへ保存」を選択すると、1件コピーなのかフォルダ内の全件をコピーするのか聞いてくる。続いて、SDカード内のどのフォルダにコピーするか選択する。ここで、新規にフォルダを作って整理することもできる。


アドレス帳の画面からSDカードへのバックアップを行うことも可能。メールの件名表示からもSDカードへの保存は行える。ダウンロードした着信メロディのように著作権保護されているものは「SDカードへ保存」が灰色となり実行できないようになる。それぞれ、保存するときは1件保存か、全件保存かを選択できる

 SDカードから本体のデータフォルダにファイルをコピーするときは、どこにコピーするかを選択しなくても、ファイルの種類によって勝手に分類されるのも面白い仕組みだ。

 A5301TのSDカード周りの機能はかなり自由度が高いが、「著作権情報」が付加されているデータは、SDカードにコピーしたり移動したりできない。ダウンロードしたムービーデータを例に取ると、単に「著作権あり」のデータのほかに、「再生回数制限」があったり「再生可能期限制限」が決められているものがある。これらは本体内に保存しておくしかない。

 「C5001T」でスタートしたezmovieだが、動画ファイルのサイズが1本100Kバイト程度だったため、数本しか保存できなかった。そのため、SDカードスロットの採用が期待されていたのだが、実際に登場してみれば公式サイトなどからダウンロードしたムービーのほとんどは結局本体メモリにしか保存できなかった。

 C5001Tでは最も望まれていた改善点だけに、残念なところだ。

 余談だが、auのCDMA端末向けデータは、再生可能期間を決められるのが面白い。「2002年の11月まで」「ダウンロードから1週間」といった具合に設定できる。携帯電話でどうやって時間情報を得ているのかというと、基地局から随時送られてくる時間情報を利用している。そのため、電波が入らない場所では、有効期限内であってもデータが再生できない場合がある。



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[九条誠二, ITmedia]

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