Mobile:NEWS 2002年11月28日 00:14 AM 更新

写真で見るVGAザウルス「SL-C700」

シャープからパームサイズにキーボードとVGA液晶を詰め込んだ「SL-C700」が登場する。今回量産試作品を入手したので、まずは写真で見ていこう

 シャープのザウルス「SL-C700」は、今夏に登場した「SL-B300」に続くLinux採用のPDA(11月12日の記事参照)。一回り大きくなったものの、ノートPCのように開いて使うキーボードに加えて640×480ピクセルの3.7型VGA液晶を搭載している。VGA液晶の採用はパームサイズではもちろん初めてだ。

 本製品は一見すると大柄に見えるが、サイズはPocket PCとほぼ同等の純然たるパームサイズ。「iPAQ Pocket PC」ともほぼ同サイズで、シャープのMIシリーズよりコンパクトなくらいだ。厚みも18.6ミリ(最薄部)に抑えられており、これは多くのPocket PCよりわずかに厚い程度。ただし重量は225グラムと「GENIO e550G」シリーズや「Pocket LOOX」などと比較すると50グラム程重いが、携帯するのに難を感じることはないだろう。


MIシリーズと同じ筐体を採用した姉妹機となる「SL-B500」と比較しても薄くコンパクト。筆者のiPAQとはほぼ同サイズで、iPAQにカードジャケットを装着すると本製品のほうが薄い。ディスプレイ部は180度反転させられ、Pocket PCのように縦長表示のスタイルで利用することもできる

 拡張スロットとしてトップ部にCF Type II、左側面にSDカードスロットを備える。CFタイプのPHS一体型通信カード、有線LANカード、無線LANカードのドライバを標準で備えており、AirH"もすぐに使える。スタイラスはトップ部の右端から出し入れする。

 バッテリーは携帯電話に採用されているようなコンパクトなタイプ。バッテリー駆動時間はカタログ値で4時間50分とPDAとしては非常に短いが、予備を持つのは苦ではない。また単体の充電器も準備されており、バッテリー駆動時間の短さはカバーできそうだ。


拡張スロットのレイアウトはPocket PCでも採用例の多いタイプ。バッテリーは見ての通り薄くコンパクトで、予備に2〜3個持ち歩くのも現実的

 ノートPCのように開くと登場するのがキーボード。筐体サイズをフルに利用しており、QWERTY配列のアルファベット部に最上段には独立した数字キーも備える。キーピッチは10.75ミリとなり、PCユーザーには違和感なく操作可能なレイアウトだ。

 もっともこのキーボード、両手両指をフルに使ってタイプすることは前提にしてはいないだろう。キートップが独立したタイプではなくマイクロスイッチを直接押すようなタイプで、ストロークも非常に短い。いわゆるペコペコキーだ。かなりしっかり押さないと反応しない。

 しかし両手で抱えて両親指でタイプするには非常に都合がいい。それほど幅が広くないので両親指で無理なくすべてのキーを押すことができる。手が小さめの女性でも平気だろう。立ったままでのキータイプも容易だ。


縦型タイプのキーボードと比較するとキー数も多く、格段に操作しやすい。[BackSpace][Enter]といった利用頻度の高いキーの位置、サイズもよく、カーソルキーも大きめ。[Cancel][OK]キーも装備しているので、スタイラスに頼ることなくほとんどの作業をキーボードだけで行える


この通りキートップはかすかに出っ張っている程度。仮に両手両指でタッチタイプが可能な人でも流れるように文字を入力するのはかなり大変だろう。左側面にはパームスタイルで利用するときのために[OK][Cancel]ボタン、ダイヤルスイッチを備える

感動的でさえあるVGAディスプレイ

 本製品の最大の魅力はやはり640×480ピクセルの解像度を持つディスプレイだ。今時のノートPCでは800×600ピクセル以上が当たり前でノートPC並みとはいえないが、これまでのザウルスシリーズや標準的なPocket PCの4倍の情報量だ。またシャープ独自のLCフォントの採用で小さなフォントサイズでも十分な視認性を確保している。


内蔵ブラウザである「NetFront3.0」でZDNet Mobileのトップページを表示。最小サイズのフォントでも文字1つ1つをしっかり識別できる。このようにフレームで横に3分割されたようなホームページでも実用的なブラウジングが可能で、確かにノートPCの代替としても利用可能だろう(11月12日の記事参照

ニュースサイトなどでは縦位置表示のほうが情報の一覧性が増す


筆者のiPAQにもNetFront3.0を導入し、同じホームページを表示。iPAQの方は全体の表示サイズを75%に縮小しているが、情報量ではザウルスにはに全くかなわないし、これ以上縮小すると文字がほとんど読めなくなる。ケータイの画面と並べると、ディスプレイがとても高密度であることが分かるだろう


透過型だがバックライトがかなり強力で、日中の屋外での視認性も十分。屋外でのスケジュール確認なども問題なく行える



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▼ シャープ

[坪山博貴, ITmedia]

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