Mobile:NEWS 2002年12月5日 05:07 PM 更新

「ワン切り」防止法案、年内にも施行の見込み

携帯電話ユーザーに対する迷惑行為にとどまらず、回線輻輳を発生させるなど、社会問題になっていた「ワン切り」。年内にも対策法が施行される見込み

 総務省が「ワン切り」への対応策として提出していた改正有線電気通信法案が、12月4日に参議院本会議で可決された。総務省によれば、年末から年始ごろには施行される見通しだという。

 「ワン切り」は、携帯電話の着信履歴表示機能を悪用した迷惑行為。通話を目的とせずに不特定多数の相手にワンコールのみの電話をかけ、コールバックさせて有料の音声サービスなどを聞かせるなどの行為が行われていた。

 時間を問わずかかることから、携帯電話ユーザーに対する迷惑行為になるほか、大量の不完了呼の発信により電気通信ネットワークの輻輳を引き起こし、NTT西日本がネットワークを保護するため発信規制を行う事態が起こっていた(7月29日の記事参照)。

 総務省では、「営利事業者が通話を行うことを目的とせずに多数の相手方に電話をかけて符号のみを受信させることを目的として、電話の使用を開始した後通話を行わずに直ちに使用を終了する動作を自動的に連続して行う機能を有する装置を用いて、符号を送信する行為」をワン切りとみなし、処罰の対象とする。

 違反した場合には1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる。

 「ワン切り」に対する対策は、通信キャリアや端末メーカー、コンテンツプロバイダ側でも実施しており(10月10日の記事参照)、減少に向かっているという調査結果もある(10月31日の記事参照)。



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関連リンク
▼ 総務省
▼ 改正有線電気通信法の概要

[後藤祥子, ITmedia]

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