写真で見る、新型FOMA待受時間を伸ばすと共に、カメラ・赤外線を標準搭載。さらには「ニューロポインター」「回転する液晶」など新フィーチャーを盛り込んできた、新しい3つのFOMA端末。それぞれの端末を写真で見ていこう
NTTドコモが発表した新しい3つのFOMAは(12月10日の記事参照)、これまでの評判を覆す端末群になりそうだ。動画を添付できる「iモーションメール」のほかにも、基本機能は大きく向上した。 1つはバッテリー駆動時間の向上。「新しいモデルでは170-180時間となり、待受時間を従来の3倍強と大幅に伸ばすことができた」とドコモの津田志郎副社長。連続待受時間には、新たに「静止時」の値も追加され、こちらは約230-250時間となっている。 2つめは、動画配信サービスiモーションの拡張だ。ファイルフォーマットを変えると共に(12月10日の記事参照)、「3倍の容量にアップした。映像、音声に加えてテロップも可能」(津田氏)。 3つめはiアプリの容量拡大だ。新FOMAでは200Kバイトと大幅に増加した。 またカメラが標準機能となり、VGAサイズの画像の送信にも対応(大容量画像添付)。赤外線通信にも対応した。店頭価格は3万円程度になる見込みとなっている。 では、発表会で展示されたFOMA端末のもようを写真を中心に見ていこう。
松下製の「P2102V」はビジュアルタイプと呼ばれるテレビ電話が可能な端末。注目したいのは、ヒンジ部に31万画素のCMOSカメラが内蔵されていることだ。液晶を横に回転させて、ちょうどビデオカメラを撮るような形で撮影を行う。また、SDカードスロットも搭載しており、撮影した動画、静止画を保存できる。テレビ電話用に、内側にも10万画素のCMOSカメラを備えた。 強度を考えてか、ヒンジ部はかなりゴツイつくり。しかし、重さは130グラムと、504iシリーズなどと比べても少々重い程度に抑えられている。
このように持って撮影を行う。ヒンジ部のカメラにはスライド式のカバーが備えられており、カバーを開けて液晶を回転させると自動的にカメラが起動する。カメラと反対側のヒンジ部には、ズームボタン、撮影ボタンなどが配置されている
カラーラインアップは3色。取材陣の間でも赤は人気だった
ヒンジ部のカメラとSDカード周り。カメラは5倍デジタルズームが可能
NEC製の「N2051」はiモーションメールに対応したスタンダードタイプ。背面に31万画素のCMOSカメラを備えるほか、内側(スピーカーの横)にも10万画素のCMOSカメラを搭載する。 面白いのは「ニューロポインター」と呼ばれるポインティングデバイスを搭載したこと。ちょうど、一部のノートPCなどに使われているポインティングデバイスを思い浮かべればいい。携帯の画面にマウスポインターが表示され、自由に動かすことができる。
十字キーの決定ボタンの部分がニューロポインター。内蔵されているリバーシではニューロポインターを使って操作が行える。しかし、現状それ以外にニューロポインターを生かしたアプリケーションは用意されていないという。ニューロポインターのJava APIは公開されているため、今後専用アプリケーションが出てくるかもしれない
基本的なイメージは、従来の「N2002」などを引き継いでいる
側面には赤外線通信用ポートを備える。重さは120グラムと、ほぼ現行PDCと同等レベルに抑えた
富士通製の「F2051」は270度に回転する10万画素CCDカメラを搭載。Symbian OSを搭載し、PIM機能にこだわっているなどのソフトウェア面でも特徴がある。また重さは114グラムと、一部の504iよりも軽量だ。 カメラは指で回転させる。独特なデザイン
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