携帯初のQVGA液晶の実力は?〜J-フォン「J-T08」(3/3)
漢字変換エンジンの「Mobile Rupo」には、J-T07やJ-T51に搭載された入力予測変換機能だけでなく、「AI変換機能」も新たに搭載された。前後に登場する言葉のつながりから自動的に優先順位を付けた候補を表示してくれるものだ。さらに、メールの相手別(最大5カ所)の辞書に変換する「パーソナル辞書」も面白い。 また、迷惑メールや迷惑電話への対応も万全。一度受信した迷惑メールや、着信したワン切り電話は(あらかじめ分かっている場合はそれぞれのメールアドレスや電話番号)をリストに登録することで、以後の受信、着信を自動的に拒否することが可能だ。
型番から見れば「J-T07」の後継となる「J-T08」だが、ハイエンドモデルの「J-T51」を上回る機能も多数搭載され、魅力的な端末に仕上がっている。QVGA表示によるメニュー周りの表現力や、メール1画面あたりの情報量の向上はユーザーにとってのメリットとなるだろう。 一方で、非パケット端末でQVGAを実現したことへの疑問は残る。 非パケット対応端末の場合、送受信できるデータ量は最大で6Kバイト。今後、例えばQVGA対応のサービスが用意されたとしても、この容量では高精細なデータを受信するのは難しいところだ。 携帯電話とは端末のみで完結するものではなく、それを取り巻く形の各種サービスが充実して初めて、機能が生きてくるもの。通信インフラなどを考えた場合、「早すぎた端末」と言われてしまう可能性もある。 とはいえ、これだけの機能を備えながら、新規で1万2800円前後と買いやすい価格に抑えられているのは魅力的(12月20日の記事参照)。コストパフォーマンスを考えれば、楽しんで使える端末であることに間違いはない。 関連記事 QVGA液晶の写メール端末「J-T08」、液晶が鏡になる「J-SA05」 J-フォンは、320×240ピクセル表示対応の写メール対応携帯電話「J-T08」および液晶ディスプレイが鏡に早変わりする「J-SA05」を発表した。11月下旬以降、順次発売する 「QVGA液晶」の衝撃〜J-フォン「J-T08」 東芝製の「J-T08」はPDAに迫る解像度のQVGA液晶を搭載。地図もくっきり、PCの画面のように大量の情報を表示できる。情報機器としての携帯電話の進化を感じさせるその画面を見てほしい J-フォンQVGA液晶「J-T08」、都内で12月21日登場 QVGA液晶を搭載した東芝製写メール端末「J-T08」が、都内で12月21日に登場する。非パケット端末だけに、かなり低価格だ 関連リンク J-フォン [陸手豪, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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