Mobile:NEWS 2003年3月24日 06:01 PM 更新

すべてQVGA化する「505i」

ドコモの「505i」シリーズの概要が次第に見えてきた。6機種が予定されている505iは、すべてQVGA液晶を搭載。しかし高精細化はコンテンツプロバイダの間で混乱ももたらしている。またメガピクセル級のカメラの搭載も「D505i」「SO505i」では確定したようだ

 「505iシリーズでは全機種にQVGA(240×320ピクセル)相当の高精細液晶が搭載されます」──。各コンテンツプロバイダ向けに、NTTドコモからこんな連絡が届いている。

 5月のゴールデンウィーク前後の発売と見られる505iシリーズは、ハイエンドのPDC端末(3月4日の記事参照)。504iや504iSシリーズの後継となる。

 QVGA液晶を搭載した端末はJ-フォン向けに発売されているが、シリーズ全機種に搭載するのは505iが初。コンテンツプロバイダは、QVGA化への対応に追われることになる。

 これまで携帯のメイン液晶は132×176ピクセル程度が主流。QVGA化によって、ほぼ縦横が2倍のサイズになり、従来画面いっぱいに表示された画像が、そのままではかなり小さな表示になってしまう。


左はQVGA液晶を搭載したシャープ製の「J-SH010」(3月18日の記事参照)。右は132×176の解像度の「D503iS」。従来はほぼ画面いっぱいに表示されていた画像が、QVGA液晶ではこんなに小さくなってしまう

QVGA化によって、コンテンツの連続性に課題

 「画像は全部作り直しになる」。あるコンテンツプロバイダはこう話す。特に待ち受け画像を扱うプロバイダにとってはチャンスであると共に、やっかいな作業だ。  GIF、JPEG、Flash(2月24日の記事参照)といった505iが対応する画像フォーマットの最大容量は20Kバイトにアップされた。しかしQVGA液晶に表示する画像容量としてはギリギリの線だろう。SO505iのブラウザの画像表示領域である256×240ピクセルの画像を作ると、PhotoshopのJPEG保存(低画質)で20Kバイトを少々超えてしまう。

 また、「iアプリDX」と名称が変更されるiアプリについても、液晶解像度の大変更が混乱をもたらしそうだ。仕様もDoJa3.0となり、従来のiアプリがそのまま動作するとは限らないが、たとえ動いたとしても非常に小さな表示になってしまう。

 どちらの場合でも、「アクセスしてきた端末が505iかどうか」を判別して処理を行わなくてはいけない。「どうせ505i向けに別の画像を用意するのなら、いっそFlashを使ってしまおうか」という声もある。

 一方、文字中心のサイトでは、従来通りの表示になりそうだ。D505iではブラウザの文字表示は10文字×10行、SO505iでは10.5文字×9行。解像度は上がっても、表示文字数は大幅に増えるわけではない。

 文字中心のサイトはともかく、画像やアプリケーションを活用する場合、505iは専用に用意されたコンテンツを見ることが多くなりそうだ。従来のままのコンテンツはかなり見にくくなる。端末側で“小さな画像を拡大して表示する”機能などが搭載されれば、問題はいくぶん改善されるが、505iシリーズにそういった機能が載ってくるかどうかは不明だ。

メガピクセル携帯、2機種は確定

 QVGA化と共に、カメラの画素数が大幅に増加するのも505iの特徴。シリーズ中でも早い時期の登場と見られる「D505i」と「SO505i」は、130万画素クラスのカメラを内蔵してくる。それぞれ、iショット(S)、iショット(L)、待ち受け(QVGA)、VGA、SXGA(1280×960)サイズで保存できる。

 D505iは、富士写真フイルム製のスーパーCCDハニカムを使い、960×1280ピクセル(123万画素相当)の静止画が撮影できる。iショット機能に大きな変更はないため、撮影した写真は内蔵のメモリースティックDuoに保存する。

 SO505iは、130万画素のCCDを搭載し1280×960ピクセルの撮影が可能。D505i同様、メモリースティックDuoに保存する。

 この2機種は、相当“カメラ”にフォーカスした端末になるようだ。D505iは、背面に120×160ピクセル・6万5000色という高精細なサブ液晶を搭載し、閉じたままで撮影が行える。さらにヒンジ部に埋め込まれたカメラは、本体を開くと自動的に内側に回り、自分撮りに利用できるようになる。SO505iのほうは、シングルカメラでサブ液晶も搭載していない。



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[斎藤健二, ITmedia]

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