「D505i」徹底攻略〜カメラ編(1/2)メガピクセル級カメラの画質はさすがだったが、その画像は果たして活用できるのか。D505iレビューの第1弾は、カメラ周りの操作性と、撮影後の画像の活用法を徹底チェックする
NTTドコモが発売した三菱電機製の「D505i」。505iシリーズの第1弾であるだけでなく、有効画素数63万、出力画素数123万というメガピクセル級のカメラを備えた端末だ。 数多くの機能を持つ505iシリーズだが、まずは気になるカメラ周りの使い勝手から見ていきたい。撮影した画像の画質については、荻窪圭氏のレビューを参照してほしい。
D505iのカメラは、“横撮りケータイ”というキャッチフレーズから分かるように、閉じたまま端末を横向きにして使う。閉じたまま、シャッターボタン兼用のカメラボタンを長押しすればカメラが起動。資料によると、1.9秒で起動するという。
撮影時は普通のデジカメにしか見えないD505i
ファインダーは背面のサブ液晶だが、従来の携帯のメインディスプレイに匹敵する120×160ピクセル6万5000色のCrystalFine液晶の表示能力はさすが。液晶横のボタンを押すと、現在の設定が表示されるが、設定変更するにはいったん開く必要がある 「シャッターを押してから0.3−0.5秒で画像取りこみが終わる」と高速性をアピールしているが、実際の使用感では少々遅れ気味だ。狙ったタイミングの一瞬後が撮影される感じである。 画像の保存にはかなり時間がかかる。本体よりも外部メモリであるメモリースティックDuoに保存する場合のほうが1.5倍ほど時間がかかるようだ。また、最大解像度であるSXGAサイズの場合、外部メモリにしか保存できないのには注意したい。
「D505i」のカメラ設定はかなり特殊だ。通常利用する“閉じた”状態では、ズームとライトのオン/オフしか行えず、設定を変えるにはいったん開く必要がある。 [メール]ボタンに割り当てられたセルフタイマーと、[iモード]ボタンに割り当てられたライト点灯を除くと、設定変更は多少面倒。十字キーの右を押して「美白」「セピア」などのモードを変更、十字キーの上下で「ズーム」や「明るさ」「コントラスト」「シャープネス」「ホワイトバランス」を調整する。つまり、ちょっと明るさを変えようと思ったら、本体を開いて、上キーを押して、左右で調整をしなくてはならない。 ズームが4段階しか用意されていないのも残念だ。等倍、2倍、4倍、8倍のみで、実用性には欠ける。iショット(L)、VGAサイズでは2倍まで、SXGAではズーム不可となっている。
8種類も用意されるエフェクト。残念なのは、閉じた状態ではエフェクトの変更が面倒なこと。「美白」モードや「日焼け」モードは便利に使えそう
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