メガピクセル携帯がいよいよ登場100万画素オーバーのカメラを搭載したメガピクセル携帯の発売日が続々決定してきている
ハイエンドの携帯電話市場は、予想通りメガピクセルの戦いに突入した。J-フォン、au、ドコモから次々と登場するメガピクセル端末の発売日が明らかになり、市場投入世界初を競っている状況だ。 現在のところ、J-フォンのシャープ製端末「J-SH53」が限定発売ながら世界初のメガピクセル端末となる(5月21日の記事参照)。続いて、NTTドコモの三菱製端末「D505i」が“出力画素”メガピクセルをうたって発売される(5月21日の記事参照)。一番乗りを目指したKDDIの「A5401CA」は30日の発売となり(5月14日の記事参照)、ギリギリで逆転されたかっこうだ。
メガピクセルカメラの搭載には、さまざまな課題があった。あまり表だって語られることは少ないが、携帯向け受光素子の入手が実は大きな課題だ。 現在、100万画素オーバークラスの受光素子を生産しているのは、ソニー、シャープ、富士写真フイルムの3社。 富士フイルムのスーパーCCDハニカムは、有効画素数は63万画素だが処理により123万画素を出力する。現在「D505i」が採用している。ソニーは130万画素クラスのCCDを携帯向けに生産している(2月10日の記事参照)。ソニーとシャープは採用端末を明らかにしていない。 受光素子の提供元が限られることに加え、光学系もコストがかさむ。非球面のプラスティックレンズ、4群4枚を使う場合が多く、A5401CAでは高価なガラスレンズを採用したことも明かされている。 にも関わらず、各社とも従来並の実売価格を実現した。D505iは3万円半ばあたり、A5401CAも2万円前後になる見込み。J-SH53に至っては、1万9800円と従来機を大きく下回る価格だ。
メガピクセル端末を購入しようと思っているユーザーは、多少の注意も必要だ。 まず、最大解像度(SXGA、1280×960ピクセル程度のサイズ)で撮影した画像は通信で送信できない。ドコモはiショット(L)がCIF(288×352)、J-フォンは「J-SH53」同士だけでやり取りできるQVGA(240×320)、auはVGA(480×640)が最大だ。言葉を変えれば、いずれも31万画素クラスのカメラで撮れるサイズである。 そのため、最大解像度で撮影した画像はPCに転送するか、プリントアウトするのが主な用途となる。機種によってはサイズを縮小したりトリミングしたりすることもできるが、再度JPEG圧縮がかかるため画質は劣化する。
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