2003年度、メガピクセルはカメラ付きの43%に〜矢野経100万画素オーバーのメガピクセル端末が、大幅に出荷数を伸ばしそうだ。2003年度のカメラ付き端末の43.1%、数量にして1700万台がメガピクセルカメラ付きになると、矢野経済研究所では予測している。
矢野経済研究所は7月10日、移動体通信市場の調査結果を発表した。携帯電話の出荷状況を2002年度実績および2003年度の予測についてまとめたもの。
2002年度の出荷台数は、4339万5000台で対前年度96%の実績。トップはNECで832万台(シェア19.2%)の出荷を記録した。2位はパナソニックモバイルコミュニケーションズ、3位はシャープ。
東芝はNCC向けではトップメーカー。「J-T07」や「J-T09」がヒットし、au、ツーカー向けも堅調。カシオはauのCDMA2000 1xの立ち上げに貢献、185万台の売れ行きを記録した。
カメラ付き端末の2002年度出荷実績は、同社予測を上回る2535万台(全出荷台数の58.4%)を記録した。メーカー別のシェアでは、シャープが491万台(シェア19.4%)でトップ。ただし「N504iS」「N251i」がヒットしたNECが482万台(シェア19%)と僅差に迫っている。 2003年度は、カメラ搭載がほぼ標準機能となることから「携帯出荷シェアにカメラ搭載電話のシェアが近づくと思われる」。出荷数は3947万5000台を見込む。 メガピクセルカメラは、2003年度、1700万台の出荷が見込まれ、カメラ付き端末の43.1%におよぶと同社では予測している。メガピクセルカメラでトップが予想されるのは、シャープで360万台。続いて、ソニーエリクソン、三菱電機、NEC、パナソニックが下半期以降に出荷台数を増やすと予測されている。
外部メモリカード搭載端末は、2003年度大幅に増加する予測だ。2002年度実績は341万台だったが、メモリカードを標準搭載した「505iシリーズ」などにより2003年度は2465万台の出荷が予想されるとしている。メディア別では、ほとんどのメーカーでSD/miniSDカードの採用が予想され、miniSDカード45.4%、SDカード33.6%、メモリースティックDuo21%。
第3世代携帯電話(3G)は、2003年度は合計で978万台の出荷が予測されている。J-フォンのVodafone Global Standard(VGS)は「導入が下半期、インフラ整備、端末ラインアップ、コンテンツ整備などの点から、2003年度出荷台数は30万台前後」と、同社では予想している。
関連記事 2002年度、携帯出荷の半数はカメラ内蔵〜矢野経済研究所 矢野経済研究所は、端末メーカーなどへのヒアリングから、2002年度に出荷される携帯電話の約半数はカメラ内蔵型になると予測する。カメラ機能はハイエンド/スタンダードに2極化すると見ており、予想スペックなども示された カメラ付き端末シェアトップはシャープ〜ガートナー 2002年に販売された携帯電話のうち36.4%はカメラ付き。うち、シェアトップはシャープだった。今後もカメラ付き端末が市場を牽引するが、インターネット接続やカラー液晶ほどの需要喚起は難しいとガートナーは見ている 2強から混戦へ〜国内携帯シェア争い マルチメディア総研の調査によると、2002年度の携帯電話シェア争いは、NECとパナソニックの2強時代が終わりを告げた。2強がシェアを落とす中、シャープと東芝が躍進し「混戦に突入した」 関連リンク 矢野経済研究所 [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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