KDDI、「着うた」を月間3曲プレゼント月間300万ダウンロード──対応機種1台あたり、月間平均1.5曲がダウンロードされるなど好調な「着うた」。更なる普及を目指し、邦楽・洋楽3500曲から月間3曲を全員にプレゼントするキャンペーンを行う。
KDDIは「着うた」のプレゼントキャンペーンを8月1日から全国で開始する(沖縄地区を除く)。邦楽、洋楽の楽曲を約3500曲そろえた「レコード会社直営♪サウンド」と「絶対!洋楽」から、月間3曲を情報料無料でダウンロードできる。
着うたの認知をさらに広げ、au端末独自のサービスとして根付かせるのが狙いだ。KDDIのau営業推進部の竹田恒徳課長補佐は「auとしてのキラーコンテンツが出てきた」と、着うたに期待する。
昨年12月からサービスを開始した「着うた」(2002年11月の記事参照)は、このところ希に見る大ヒットコンテンツとなった。KDDIの1400万契約のうち、「着うた」対応機種はわずか10機種、200万台に過ぎないが、5月末時点で累計ダウンロード数は1000万を突破(7月16日の記事参照)。現在も「月間300万ダウンロード」のペースで増加している。 対応端末1台当たりで計算すると、月間1.5曲がダウンロードされている計算だ。さらに「1回ダウンロードすると、次もダウンロードするユーザーが多い」(KDDI)。 この数字はさらに伸ばせるとKDDIは見る。対応端末ユーザーでも、「着うた」を認知しているのはまだ8割程度だからだ(KDDI調査による)。「着うたを使いたいから」という理由でauに関心を寄せるユーザーも増えてきているが、全体での認知は3割程度。認知を高め、ユーザーの利用体験を増やすことで、ニーズを掘り起こす。 プレゼントキャンペーンは、東北・関東・関西・中国・四国では7月1日から行っているが、その際の反応は、1日で最大7〜8万ダウンロードに達するほどだったと言う。
着うたは、“成功したリッチコンテンツ”でもある。1曲の情報料は100円程度、通信料は約80円(パケ割適用時)。1曲が10Kバイト程度の着メロと比べると、通信料は10倍にもなる。にも関わらずユーザーの賛同を得られたことは重要だ。 楽曲数のアップ、機能アップが今後の課題となる。コンテンツ提供元がレコードレーベルである関係から、B'zやモー娘。、ジャニーズ系アイドルなどの楽曲は現在提供されていないからだ。 さらに、音声だけでなく映像も付けた「着ムービー」への発展を図る。「レコード会社直営♪サウンド」などでは、アーティストのミュージッククリップを着ムービーとして提供を始めている。1曲200円程度と、情報料の高さは気になるが、今後の展開が楽しみなところだ。
関連記事 着メロの進化形目指す〜「着うた」の裏側 auの新端末が対応する「着うた」。MP3を使った歌付きのメロディを、着メロのように配信しようというサービスだ。このサービスの裏側には、ほかが真似できない武器を使って、着メロ市場でもプレゼンスを確立しようというレコード会社各社の狙いがある BREW端末46万台、着うた端末は200万台〜KDDIの小野寺氏 auが「3Gならではのサービス」として打ち出した着うたやBREWが好調だ。これらが新しい市場開拓につながると小野寺氏はいう。 「最終的には音楽配信」〜KDDI、「着うた」開始 MP3を使った、15秒から30秒程度のボーカル入り楽曲の配信が、au携帯電話向けに始まる。通信料金のほかに1曲80円-100円の情報料がかかる。KDDIは「最終的には音楽配信を目指す」と意気込む レーベルモバイル、洋楽専門の着うたサイト「絶対!洋楽」 レコード会社の共同出資で運営されるレーベルモバイルは、3月6日からauの「着うた」対応端末向けに洋楽コンテンツを提供する。大手レコード会社16社が参加、「レコード会社直営♪サウンド」サイトの「絶対!洋楽」で配信される。 EZwebに「着ムービー」コーナー登場 着メロに音声を付けた「着うた」、その次には動画も付けた「着ムービー」。着信時に再生されるコンテンツとして、リッチコンテンツが見直されつつある。KDDIは着ムービーを標準機能とすると共に、EZweb内に「着ムービー」コーナーを新設した。 SME、ミュージックビデオの着ムービーを配信 ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のレーベル各社は、EZweb向けに着ムービーの配信を開始した。KDDIとレーベルモバイルの協力により実現したもので、ミュージックビデオクリップの着ムービーを楽しめる。 関連リンク au(KDDI) [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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