かなり使える、「A5502K」で自転車ナビ(3/3 ページ)
目的地までのルートをカーナビのように案内してくれる「EZナビウォーク」。この機能に電子コンパスが付いた「A5502K」を自転車に取り付けると、簡易自転車ナビとしても利用可能だ。
知らないところへおでかけするとき
以上は自宅へ戻るとき。それ以外のときは出発地点と目的地を手でいれなければならない。
わたしがよくやるのは、目的地の住所をPCからケータイにメールし、それをコピーして、「おでかけナビ」にペーストして検索させる方法。これはすこぶる便利。
目的地は知っているけど自転車で行ったことはない、という場所の場合は最寄りの駅までをナビしてもらう、ということもする。それなら駅名を入れるだけで済むのでたいして面倒じゃない。
いずれにせよ、一度入力した出発地や目的地は20件まで覚えておいてくれるので、二度目以降は非常に楽だ。
気になるバッテリの持ちだが、往復20キロ程度なら、なんとか大丈夫。フル充電ででかければ、電池切れの前に帰宅できた。それ以上に遠乗りするとなるとちょっと不安ではある。
こんな機能があったら
こんな感じで「自転車+A5502K」を使っているのだが、不満点もいろいろある。
1つは操作。自転車に付けているときは、液晶パネルを閉じてある。それでも使えるのがリボルバースタイルのいいところだが、やはり操作が限られる。例えば端末を閉じたまま地図の拡大と縮小ができない。画面には拡大ボタン縮小ボタンの指示があるのに、そのボタンを押すには開かなければならないのだ。閉じたまま拡大・縮小をするにはメニューから呼び出さなければならない。
もうひとつはバックライトのオン/オフ。放っておくとオフになるのは電池を長持ちさせるための仕様だが、オフになった画面をワンタッチでオンにするボタンがない。これは前面に用意してほしいところだ。わたしはいつも側面のカメラボタンを押してバックライトをオンにしている。
このあたりさえ解消してくれれば、自転車ナビとしてもかなり使える。自転車好きの人や、知らない街へふらふら自転車で出かけるのが好きな人にはたまらないアイテムだ。
一般にA5502Kは「地図を読めない人や方向音痴の人に役立つ」と紹介されているが、それだけじゃない。地図好きな人や知らないところへ行くのが好きな人にもとても楽しいアイテムなのだ。だから後継機が出るときは、自転車用マウントや自転車モードのナビも付けて(左側通行を指示するモードを付けるとか)自転車乗りでも使える端末になってほしいと切に思うのである。
春は自転車で走るととても気持ちいい季節。とくにゴールデンウィークから梅雨までは気持ちいいのでいろいろと遠出にも使ってみたい。
関連記事
- カメラ、ペタメモ、電子コンパス~「A5502K」の付加機能を試す
京セラ端末「A5502K」のレビュー第2弾は、新たに追加された「ペタメモ」や「フロントジョグ」、カメラで“撮った後”の機能、電子コンパスなどを中心に見ていこう。 - リボルバーケータイ「A5502K」のソフトウェアを探る
auの冬モデルのトリで登場したのが京セラ製の「A5502K」。携帯電話には初搭載の本格フラッシュや、EZナビウォーク端末では初となる電子コンパス搭載など見所が多い端末だ。また、「A5305K」で採用され、A5502Kに受け継がれたリボルバースタイルにも注目だ。 - ディテールは甘めだが、撮影画質は上々~「A5502K」
デジタルカメラのようなスタイルで撮影でき、本格ストロボのキセノンフラッシュを搭載──。カメラ機能を意識して設計された「A5502K」は、ディテールの甘さが気になるが、撮影画質は上々だ。 - キセノンフラッシュ内蔵でメガピクセル~「A5502K」
液晶部が回転するデザインが話題を呼んだターンスタイル。その第2弾となるのが「A5502K」だ。100万画素と11万画素のツインカメラ構成で、キセノンフラッシュを搭載。電子コンパスも備えられ、進む方向に合わせて地図がヘディングアップする。 - auの「A5502K」に、二次元バーコード読み込み機能
auは2004年1月に発売予定の京セラ製端末「A5502K」に、二次元バーコード読み取り機能を搭載する。今後、搭載機種を増やす予定だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.