V402SHが躍進、その理由は? ~市場価格調査も:携帯販売ランキング(8月23日~8月29日)
ボーダフォンのランキングに異変が。トップは、V601SHでもV602SHでもない端末となった。今週は、ITmedia編集部独自の価格調査も行ったので、それも紹介したい。
先週、新たに発売された機種は「A1402S II」のみ。それも、沖縄での販売成績が加算されるだけなので、ランク入りは難しそうだ。なお今週は、ITmedia編集部が独自に端末価格の調査も行ったので(都内量販店の新規価格)、この結果も併せて紹介したい。
ドコモは、1~3位に変化なし。4位と6位が入れ替わったほか、7、8、9位が入れ替わった程度だ。
新規の価格を見ると、「505iS」シリーズは概ね新規で3800円程度、900iシリーズは2万6000円程度となっている。もっとも、「SH900i」や「N900iS」などはやや高く、2万8000円程度の価格がついている。
「ぷちぷちトマト」などのネーミングで知られる「P252iS」や、“らくらくホンIII”こと「F672i」(右写真)の価格はいずれも5800円程度。ほかのキャリアと違い(後述)、ランク入りしている端末の中に「1円」端末がないようだ。
auも、トップ3は不変。4~6位が入れ替わり、7、8位が入れ替わるなど小幅な動きだ。10位には、「A5407CA」(左写真)が先週13位からランクアップした。待望のランクインといったところ。
価格を見ると、「A5503SA」「A1402S」あたりは新規価格が1円に下がっている。3位の「W21S」は、2万800円程度。4位の「A5405SA」も新規で1円。「W21SA」が2万800円程度となっている。
なお、10位に入った「A5407CA」は1万300円程度。6月末に行った調査では1万7000円強だったから(6月28日の記事参照)、7000円近く下がっているようだ。
ツーカーは、1位と2位が入れ替わった。5~10位が入れ替わっているが、顔ぶれ自体は先週と変わらない。
価格を見ると、「TT31」(右写真)は4000円弱。「TT32」が1円となっているようだ。1円の端末というのは上位にランクされやすいものだが、TT31がこれを抑えてトップに立ったことは興味深い。
ボーダフォンのランキングに異変があった。先週のトップだった「V602SH」が、2位に後退。変わってトップに踊り出たのは、テレビ付きの「V402SH」(左写真)だ。
V402SHの先週の順位は、5位。それまでのランキング推移を見ても、それほど勢いがあったわけではない。なぜ、今になって順位を上げたのか。アテネオリンピックをテレビケータイで見たかった……という説明もないではないが、先週の順位を考え合わせると説得力はいまひとつだ。
価格を見ると、V602SHは2万4000円弱。それに対し、V402SHは1万2000円程度となっている。「V402SHは、このところ価格が下がった。少し前は1万9000円程度だった」(量販店の店員)。同様の話が複数の店舗で聞かれたため、この価格変動がランキングに影響した可能性もある。
今後の新機種発売日情報を見ると、FOMA版・らくらくホンこと「F880iES」が9月4日に発売予定。どの程度ランキングに影響するか、注目だ。
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