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KDDI、RFID読み取り可能な携帯開発
RFID(無線ICタグ)を読み取り可能な携帯電話をKDDIが開発。CEATECに出展する。
KDDIはRFID(無線ICタグ)読み取り可能な携帯電話を開発した。日刊工業新聞が報じた。
外部メモリスロットに2種類の読み取り機を取り付けることで、2.45GHzおよび300MHzのタグを読み取れる。制御は携帯内のアプリケーションで行う。
RFIDはバーコードに代わる技術で、商品や製品に付けて、在庫管理などに利用することが想定されている(9月7日の記事参照)。また将来的には、家庭内の品物にRFIDを付け、携帯に内蔵したリーダーで読み取ることもドコモなどが想定している(7月21日の記事参照)。
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KDDIによると、RFID読み取り機能を備えた携帯電話は、10月5日に開幕するCEATEC 2004に出展される。
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