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NEC、FeliCa携帯対応会員証システムを提供
会員証やクーポンシステムをFeliCa携帯で実現できるサービスを、NECがASP方式で提供する。安価に導入できるのがメリット。
NECは11月26日、FeliCa対応携帯電話と店舗のPOS端末やKIOSK端末と連携し、会員証やクーポンサービスを実現する店舗向けシステム「モバイルFeliCa対応アプリケーションサービス」の販売を開始した。
モバイルFeliCa対応アプリケーションサービスは、同社のモバイル電子チケット・会員証サービスソフト「LightHolder」(2003年9月9日記事参照)をFeliCa携帯に対応させたもの。店舗にあるリーダーライターにFeliCa対応携帯電話をかざすと、対応するiアプリが自動的に立ち上がり、電子チケットやクーポン、会員証情報などを簡単に読み書きできる。
エンドユーザーは、カードで配布されている複数店舗の会員証やクーポン券などの情報を、FeliCa携帯にまとめて登録しておける。携帯電話を機種変更するときも、登録済みの会員証やクーポンを一括して移動できる。
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LightHolderはシステムで販売していたが、モバイルFeliCa対応アプリケーションサービスはASP方式でも提供する。そのため導入店舗側にとっては、安価に導入できるのがメリット。「目安としては、月額50万円から利用できる構成を用意する予定」(NEC)とする。
現在採用例は明らかにされていないが、2005年3月よりサービスが開始される予定だ。
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