ドコモ、他社携帯やPCからの画像/動画付きメール表示に対応
ドコモが画像や動画の添付メール受信に擬似的に対応。サーバでURLに変換して受信される。他社携帯やPCとの画像/動画のやりとりが容易になる。
NTTドコモは、iショットおよびiモーションメールの受信機能を強化し、他社の携帯電話やPCから添付ファイルとして送られた静止画/動画の表示に対応する。2月1日から。
これまでドコモのiモード端末は、添付メールの受信に制限があった。ムーバの場合は添付された画像や動画を受信できず、FOMAの場合は最大サイズが10Kバイトだった。そのため、他社の携帯電話やPCから画像を添付して送信しても正常に画像や動画を閲覧することができなかった。
今回iショットおよびiモーションメール受信機能を強化することで、最大500Kバイトまでの静止画および動画を、サーバでURL付きメールに変換することで閲覧を可能とする。
受信可能なフォーマットは、静止画がJPEG、動画がモバイルMP4(3GPP)。静止画はたいていの場合JPEGが使われるが、動画フォーマットはさまざまなので多少の注意がいる。「最近の端末ではほとんどの(他社)端末がモバイルMP4に対応している」(ドコモ)。受信時は機種によってサイズが変換されて表示される。
機種 | 受信方法 |
---|---|
901i以降のFOMA | URLを端末が認識して添付のように表示。最大20Kバイトに変換 |
900iS以前のFOMA | 最大20Kバイトに変換 |
ムーバ | 最大10Kバイトに変換 |
機種 | 受信方法 |
---|---|
901i以降のFOMA | 変換なしで閲覧可能 |
900iS以前のFOMA(iモーション対応) | 最大300Kバイトに圧縮 |
iモーション非対応FOMA | 最大100Kバイトの連続静止画に変換 |
ムーバ | 最大20Kバイトの連続静止に変換 |
KDDIやボーダフォン端末は画像が添付されたメールの送受信に対応しており、サイズ制限はあるものの携帯画面サイズの静止画であれば、問題なくやりとりが可能だった。
ところがドコモ宛に画像付きメールを送信する場合、画像をサーバにアップロードしてURLを送信するサービスを使うなど、送信側が工夫をする必要があった。ドコモ端末間では、自動的にURL付きメールへ変換されていたが、これが他社携帯やPCにも広がったことで、相手を意識することなく画像付きメールが送受信できるようになる。
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